術〜Kyuhyun side〜 ページ14
やることがなくなったから会社に戻ってもよかったんだけど、そんな気にもなれず。
ひとり家に帰っては寝転んでふて腐れたように眠ってしまった。
ハッと目を覚ますと窓の外は真っ暗
いつの間にこんなに眠っていたんだ
時計の針を見るともう２２時を指していた
腹減ったなぁ・・・
カップラーメンあったっけな・・・
のそのそ起き上がってキッチンの棚を物色していた
これでも食べるか・・・
いつものカップラーメンを手に取ったとき
ふと思い出した
キュヒョン「あ・・・そう言えばA。」
すっかり忘れていた
今夜、あいつと約束してたんだ
急いで携帯を掴んで普段掛けたこともない番号に掛ける
Tururururu・・・
呼び出し音がやけに長い
まさかこんな時間まで残業？
俺を待ってるとか？
不安になり出したそのとき
A「・・・はい。」
低い声が聴こえてホッとした
キュヒョン「あー・・俺だけど。元気？」
いや、元気？っておかしい
キュヒョン「あのー・・・その・・・そう言えば飯って言ってたのに」
A「大丈夫だったの？
知り合いの方。」
キュヒョン「え？」
A「病院から電話だったんでしょう？」
近くにいたから聞こえていたのか
キュヒョン「うん・・・大丈夫だった。」
ため息まじりにまたベッドに腰を下ろした
ハァっとついたその声が聞こえたんだろう。
A「大丈夫？キュヒョンも。」
俺まで心配されるなんて思っていなかった
キュヒョン「好きな・・人だったんだ。」
誰かに話を聞いてもらいたかったんだ、本当はずっと
キュヒョン「でも親友の彼女だし
別れてもあのふたりはずっとお互いが好きだったと思うし。」
俺の入り込む余地なんか最初からなかった
キュヒョン「いい加減諦めなきゃいけないって
さすがに今日思い知ったよ。」
ふふっと笑う俺の言葉を黙って聞いているA
無言の向こうに照れ臭くなってきて
キュヒョン「まぁ、おまえなんかに言ってもしょうがない話か。笑」
自分でも分かる
明らかに俺は傷付いてる
その傷を塞ぐ術が欲しくて
キュヒョン「そう言えば、飯の約束ごめん。
また今度行こ。」
俺は笑って軽くごまかすことしか出来なかった。
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なお(プロフ) - satoさん» お話の要望、消しちゃいました・・あまり反応なかったので需要ないかなと。笑 おぉ、そんなスピンオフ的なお話、考えも付きませんでした。参考になりますよ。いつも気に掛けて頂いて感謝です。 (2015年9月30日 22時) (
レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - momomoさん» momoさーん！ありがとう。入り込みやすいと言って頂けて嬉しいな。そうか、ギュライン離れ離れ・・チャンミンが今みたいに旅行で会いに来てくれないかな。志海くんのモデルはあの人。年下と一晩から始まる関係なんて萌えます！← 寝不足注意！笑 (2015年9月30日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - アスカさん» 本当はもっと波乱にしたいつもりだったんですけどね。笑 この章で終りにする為にこんなラストを付け足してみました。こちらこそ、最後までありがとうございました。 (2015年9月30日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - なおさん...遅くなっちゃったんだけど…お話の要望。。消されてるけど、Give us kiss?の私が看護婦になってたら…どんな感じかなって、ギュのお話を読んでたら、気になってしまって(*_*;もし...何か機会があれば読んでみたいです。(*^_^*) (2015年9月29日 23時) (レス) id: 5023d7fbb4 (このIDを非表示/違反報告)
momomo(プロフ) - 一気に読んじゃったよー(^_^)なおちゃんの作品やっぱり入り込みやすくて....また寝不足(笑）ニューヨークに行っちゃったらチャンミンとなかなか飲めないね、、あと猫目の士海くん良い子だね＊＊＊結構気お気に入り(^o^)v (2015年9月29日 23時) (レス) id: 3bf44a65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年8月13日 0時
