出口〜Changmin side〜 ページ5
チャンミン「・・・・Aさん、起きてます？」
A「・・・・。」
チャンミン「もう寝ました？」
ベッドに眠る彼女から返事がない
でもさっき身体がガサゴソ動いていたから
俺はソファから起き上がって、Aさんの背中を見つめた
チャンミン「・・・すごくソウンさんが好きだったけど
どうしようも出来ないことってあるんですよね。」
オレンジ色のダウンライトが、Aさんの流れる綺麗な髪を映している
チャンミン「僕は昔、Aさんに言いましたよね。
韓国のことわざ。
躓いてひどく転んだときほど、次に起き上がった幸せに感謝できる人になれるって。」
返事もない、微動だにしない背中から目を逸らした
チャンミン「僕の座右の銘ですけど、今の自分にはまだそこまで浮上する元気がありません。
起き上がったときの幸せって、次実感できるのなんて当分先のような気がして・・・」
真っ暗なトンネルの中に放り込まれたとして
その出口がいつ見えるのか
明るい光が差すときはいつくるのか
入った瞬間に見える人なんてきっと居ない
チャンミン「でも・・・、」
少しだけ心が軽くなった
ソウンさんに別れを告げられて
車から飛び出して、行く当てもなく彷徨っていたあの時間より
チャンミン「Aさんのおかげです。
来てくれて・・・ありがとう。」
ふと目をやると、背中が小さく動き、毛布を肩まで被っている
クスッと笑った俺のこの言葉たちは
あなたに聞こえているんだろうか
そっとベッドまで近寄り、ぎゅっと目を瞑っているAさんを覗いて
小さな手の平を握り締めた
なにも考えていなかった
ただ、感謝と小さく呼吸するそのリズムに愛おしさを感じただけ
それなのに
気が付くと
自然と、眺めていたその手の平に唇を付けていた
この部屋には
俺とあなたのふたりだけ
今はソウンさんも、Aさんの彼も関係ない
ただふたりだけの世界の静かな部屋だった。
電話〜Changmin side〜→←彼〜Changmin side〜
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なお(プロフ) - Doramiさん» 来てくださってありがとうございます！バフバフ笑 バブバブの赤ちゃんプレイでもよかったですかね？ チャンミンの可愛らしいところも母性本能くすぐるので大好きです！チャミロスをこちらで妄想して乗り切れたら、と思います。一緒に待ちましょう♪ (2016年2月22日 18時) (
レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
Dorami(プロフ) - 新章ありがとうございます。ぱふぱふ、なのにバフバフ、と読んでいて１人萌えたおばさんでした(≧▽≦)グフグフも好きですけどね。×△※☆ロス、一緒に乗り切りましょ？ (2016年2月19日 20時) (レス) id: 80c840f41f (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - satoさん» お久しぶりです！satoさ〜ん！会いたかったですよぉ。さっそく雲行き怪しい展開ですが・・・楽しんで頂ければと思います。 (2016年2月16日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ゆのばにさん» 楽しみにしてもらえて本当嬉しいです！頑張りますね。 (2016年2月16日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - りんさん» お久しぶりです♪またよろしくお願いします！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年10月30日 23時
