可愛い子 ページ6
キュヒョン「ね？覚えてるでしょ？チャンミン。」
ニヤッといじわるそうに笑ったのはきっと気のせいなんかじゃない。
A「・・・なんとなく。」
そして私はまた
こんなに可愛げのない答え方をしてしまう。
ドカッとキュヒョンの隣に腰を下ろした彼。
キュヒョン「この前自己紹介してないなら、今したら？」
騙されて来たのか、明らかに機嫌が悪そう。
A「私・・・邪魔なら帰るから。」
気を遣ったつもりで立ち上がろうとすると
「そんなんじゃないから、気を遣わなくていいです。」
彼の方から止められた。
キュヒョン「どう？論文終わりそう？」
「あぁ、今月いっぱいは研究室にこもり切り。」
ビールを飲みながら向かいの席を盗み見ると
私にはあまり分からない話をしてる。
キュヒョン「こいつは医者の卵。
もうすぐ大学卒業なの。」
当の本人はなにも喋らず
キュヒョンさんがすぐさま解説を入れてくれる。
A「・・・すごいね。
じゃあ、２２歳なんだ？」
口を挟んだ私に一瞬目をやって
「違います。
６年制なので２４です。」
そう呟いた。
２４・・・かぁ。
６つも下。
私の友達の弟も確かこのくらいの歳の子がいたっけな。
A「弟みたいなものだね。
よろしくね。
えっと・・・」
「チャンミンです。よろしくお願いします。」
またあの日と同じようにペコリと頭を下げて
きゅるきゅるとした目で見上げてくる。
チャンミン「この前はありがとうございました。」
A「え・・・？」
この前のことはもう話題に出ないかと思ってた。
チャンミン「席に座った瞬間、可愛い子が居たんで
テンションが上がってしまいました。」
可愛い子・・・？
A「・・・あぁ。隣の席に居たピンクのワンピース着てた子かな？」
他に気になる子が居たんだ、と
人知れずズンと落ち込む。
そのとき俯いていた私の視界に入る人差し指。
ん？と思って顔を上げる。
チャンミン「あなたのことですけど。」
キュヒョン「ちょっ！零れてる零れてる！汗」
キュヒョンくんが慌てておしぼりを投げてくるまで
私はグラスからビールが流れていたことに気が付かないほど呆然としていた。
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ミルクティ(プロフ) - 楽しく一気に読ませて頂きました。お見合いの場面でチャンミンが現れた時は期待半分のドキドキでした。二人、気持ちが通じ合えて良かったです。彼女との出会いが医者になるきっかけになっていたのですね！夢を叶えていつでも誠実なチャンミンがカッコ良かったです。 (2017年6月12日 15時) (
レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なおさん» いいのです。溢れ出す妄想！またそれを読める私達。なおちゃん、それでいいのです。悩むな！悩むな！書け！書け！書くんだ！なおちゃん(//∇//) (2015年6月26日 19時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃん、お久しぶり！一度自分で決めたことでも、溢れ出す妄想の行き場がなくて笑 結局書いてしまう自分に嫌気がさすよー。 (2015年6月26日 19時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - だから、辞めなくていいって（笑）しばらく来れてなかったから。なおちゃん、楽しみにしてるからね(￣∇￣) (2015年6月26日 0時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かのかさん» かのかしゃん！お久しぶりです。ぎゅーーんときてくれた？笑 すっごく嬉しいよ。ノンリアルは本当自信がないので、いつもドキドキしながら更新。そう言ってもらえると書いて良かったなぁと思えます。最後に一言。チャミペンじゃなかったんかーい！知らなかったよ！笑 (2015年6月21日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年5月7日 23時
