Another story８ーChangmin sideー ページ42
チャンミン「・・・ねぇ、Aさんってさ、
昔の卒業文集に、将来の夢はなんて書いたの？」
さっき久しぶりに自分の書いた将来の夢を見て思い出した。
突然過ぎる俺の質問に驚いた顔。
A「そうね・・・看護婦さん、かな。」
なんだよっ！！
やっぱり覚えてたんじゃないか！！
急にふて腐れた俺に不思議そう。
A「でも子どもの頃の淡い夢って言うか・・・
段々現実味がなくなっていって結局は普通に会社に就職したんだけどね。」
チャンミン「・・・なんで。なればよかったのに。」
苦笑いするあなたにイライラする。
A「私はチャンミンみたいに頭よくないし・・・」
チャンミン「そんなの言い訳ですよね。
夢だったら頑張ればよかったのに。」
訳が分からないだろうAさんに、言葉がきつくなって仕方ない。
A「後悔してないよ？」
チャンミン「はい？」
A「確かに夢見ていた看護婦さんにはなれなかったけど
会社に入ってたくさんいいこともあったし
自分の決めた人生に後悔はしてない。」
あなたはやっぱり大人だ。
不機嫌な俺に、にこっと笑って首を傾げる。
遠い昔、出逢ったころの
あなたのまま。
チャンミン「性格は偏屈になりましたけどね。」
A「なにそれ。偏屈チャンミンに言われたくない！」
出勤時間が押し迫ってきてバタバタ走り回りながら
それでもお互い連なり合うように言い合ってても離れない。
A「忘れ物ない？」
チャンミン「ありがとう。」
カバンを受け取って玄関の扉に手を掛ける。
A「・・・いってらっしゃい。シム先生。」
すぐに扉を出ようとした俺への嫌味だ、今のは絶対。
振り向いた俺はぶーっとむくれたあなたの頬に手を当てる。
チャンミン「・・・キス、して欲しかったの？」
答えないまま睨むあなた。
チャンミン「可愛げないな。笑」
A「どーせ。」
顔をゆっくり近づけていく
鼻先が触れる位置でぴたりと止まった。
チャンミン「まぁ、そこが可愛いんですけどね。」
照れたように笑ったあなたの唇を深いキスで塞いだ。
Epilogue１→←Another story７ーChangmin sideー
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ミルクティ(プロフ) - 楽しく一気に読ませて頂きました。お見合いの場面でチャンミンが現れた時は期待半分のドキドキでした。二人、気持ちが通じ合えて良かったです。彼女との出会いが医者になるきっかけになっていたのですね！夢を叶えていつでも誠実なチャンミンがカッコ良かったです。 (2017年6月12日 15時) (
レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なおさん» いいのです。溢れ出す妄想！またそれを読める私達。なおちゃん、それでいいのです。悩むな！悩むな！書け！書け！書くんだ！なおちゃん(//∇//) (2015年6月26日 19時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃん、お久しぶり！一度自分で決めたことでも、溢れ出す妄想の行き場がなくて笑 結局書いてしまう自分に嫌気がさすよー。 (2015年6月26日 19時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - だから、辞めなくていいって（笑）しばらく来れてなかったから。なおちゃん、楽しみにしてるからね(￣∇￣) (2015年6月26日 0時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かのかさん» かのかしゃん！お久しぶりです。ぎゅーーんときてくれた？笑 すっごく嬉しいよ。ノンリアルは本当自信がないので、いつもドキドキしながら更新。そう言ってもらえると書いて良かったなぁと思えます。最後に一言。チャミペンじゃなかったんかーい！知らなかったよ！笑 (2015年6月21日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年5月7日 23時
