未来 ページ21
興味がある、と言ったチャンミンの言葉を
あの飲み会での軽くさえみえた態度も
そんなに簡単に信じられるような年齢と性格じゃない。
チャンミン｢俺が抱いてあげるから。
寂しいんでしょ？｣
本当はね、遊びじゃ嫌なの。
誰よりも幸せになりたいと願うから
その続きの未来も幸せになれるのか、真っ先に考えてしまう。
チャンミンの肩に添えていた手のひらを
スルッと力を抜いて降ろした。
A「バカにしないで。」
見下ろすチャンミンの瞳に訴える。
A「私こそ、最初に言った。
好きにはならないって。
友達でしょ？私たち。」
しばらく無言で見つめ合う私たち
A「この間のこと。
そして今のこと。
おあいこって言うのなら・・・」
彼女が居ても抱いてあげる、と言えるこの人に溺れて
A「お互い全部忘れよう。」
ただ傷付くだけの恋はもう嫌だ。
気持ちを我慢し切れなかった私が先に仕掛けたのに
こんなことになるのならなにもしなければ良かったと後悔した。
気楽に会える友達の方がよっぽどよかったのかも知れない。
でもきっと
そのうち友達も苦しくなって
結局チャンミンを好きだと実感するのだろうから
どのみち、私には友達だって不可能だったのかも知れないな。
チャンミンとのことがあって落ち込んでいた私に
実家の母から電話が掛ってきた。
A「お見合い？」
母「来月、知り合いの息子さんがこっちに帰ってくるのよ。
あなたも帰って来れない？」
A「お母さん・・・私、お見合いなんて・・」
母「会ってみるだけでいいじゃない。
気に入ったら付き合えば・・・」
そんなの断りにくいんじゃ・・・
母「向こうだって、あなたを気に入るか分からないじゃないの。
そんな難しく考えなくていいから。じゃあね。」
ブチっと言いたいことだけ言って切られてしまった。
A「お見合い・・か。」
実家の母はいずれ地元に帰ってきて欲しいと願っていた。
その人とうまくいけば、娘の私が帰ってくると思っているのだろう。
今の仕事には満足してる。
別に地元に帰りたいわけでもない。
でも、いずれ親孝行は近くでできるといいのかなとも思う。
私は来月のカレンダーをめくって言われた日にちに丸を付けた。
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ミルクティ(プロフ) - 楽しく一気に読ませて頂きました。お見合いの場面でチャンミンが現れた時は期待半分のドキドキでした。二人、気持ちが通じ合えて良かったです。彼女との出会いが医者になるきっかけになっていたのですね！夢を叶えていつでも誠実なチャンミンがカッコ良かったです。 (2017年6月12日 15時) (
レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なおさん» いいのです。溢れ出す妄想！またそれを読める私達。なおちゃん、それでいいのです。悩むな！悩むな！書け！書け！書くんだ！なおちゃん(//∇//) (2015年6月26日 19時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃん、お久しぶり！一度自分で決めたことでも、溢れ出す妄想の行き場がなくて笑 結局書いてしまう自分に嫌気がさすよー。 (2015年6月26日 19時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - だから、辞めなくていいって（笑）しばらく来れてなかったから。なおちゃん、楽しみにしてるからね(￣∇￣) (2015年6月26日 0時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かのかさん» かのかしゃん！お久しぶりです。ぎゅーーんときてくれた？笑 すっごく嬉しいよ。ノンリアルは本当自信がないので、いつもドキドキしながら更新。そう言ってもらえると書いて良かったなぁと思えます。最後に一言。チャミペンじゃなかったんかーい！知らなかったよ！笑 (2015年6月21日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年5月7日 23時
