重なるーＣhangmin sideー ページ26
チエル「オッパ、どうしてずっと難しい顔してるの？」
チエルを送って帰宅中の車内。
俺が一言も話さないことが気になったのか、俺の顔色を伺ってる。
チャンミン「・・・なんでもないよ。
それより。
例のあいつとは、どうしてる？」
あの一件があってから、チエルはすっかり元気を失くしていたから
事務所の仲間と俺は心配してずっと気に掛けていた。
チエル「・・・彼には、他に会ってる女の人がたくさんいるから。
私は、ただ世間に向けて形だけ。
付き合ってるって体裁を保ってればいいだけ。」
チャンミン「苦しくない？」
チエル「正直言うとね。
分からないの。
私は好きだから彼の立場を守ってあげたかったんだけど・・・」
信号で止まって、チエルの目を見る。
チエル「一人よがりよね。
結局は事務所の思うつぼで、彼には愛されてもいない。」
寂しそうなチエルの顔を見ていたら、Aさんの顔が重なった。
チエル「オッパ・・・私ね、本当は・・」
ＰＰＰＰ・・・
チエルが何か言い掛けた時、俺の携帯が鳴った。
路肩に車を停車させて、電話を取った。
チャンミン「遅かったね。」
わざと不機嫌な声で出た俺のことなんて全然分かってない。
A「チャンミン君？
あのね、悪いんだけど・・・迎えに来てもらえる？」
は？キュヒョンが家に送って行ったんじゃないの？
A「それが・・・今二人で飲みに来てたんだけど・・
キュヒョンさん、酔っ払っちゃって帰れないって・・・」
チャンミン「はぁ！？」
すぐに帰ると思っていた二人は、楽しく飲んでて。
俺が迎えに行く相手は、酔っ払ったギュ。
チャンミン「なんで・・・」
A「あ・・無理ならいいのよ？
キュヒョンさんをタクシーで私の家まで連れて帰って・・・」
ちょっと待ったぁ！！
チャンミン「はぁー・・・今どこ？」
苛立つ気持ちを抑えながら、電話を切った。
チエル「キュヒョンオッパを、迎えに行くの？」
チャンミン「あぁ。すぐにチエルを送ったら行くから・・」
チエル「私も行く。」
驚いて顔を見た。
本当はキュヒョンを適当に帰らせたら、そのままAさん家に行くつもりでいた。
そのことを、まるで見透かされているような気がする目だった。
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なお(プロフ) - 環琉さん» こちらこそ、読んで頂きありがとうございました！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
環琉(プロフ) - なおさんこんにちは。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2018年9月16日 11時) (レス) id: 3c1ded918f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティ(プロフ) - こんばんは。一気に読ませて頂きました。今は亡き彼の墓前で「彼女を貰っていいですか？」って言うシーンには胸打たれました。チャンミンを良く理解しているギュのシーンも楽しかったです。最後は幸せな気持ちになりました。 (2017年6月8日 21時) (レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - なつさん» なっちゃーーん！元気？こちらは元気よ。仕事忙しいっす。相変わらず新作も書くことなく。でも暇だから（笑）見直して修正しちゃう。待たせる時間もドＳだからね。ちょっとずつ。苦しくなる、超重い話が書きたい。最近私病んでるからねw (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - hakuさん» わー！すごく嬉しいです。コメント苦手なのに送ってくださってすごく励みになりました。最近更新ないですが、また現れたらこっそり遊びにきてくださいね。こちらこそいつもありがとうございます！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年6月5日 13時
