夜景 ページ27
チャンミン「・・・とりあえず。
僕、お腹すいた。」
え！？？お腹すいた？？
緊張感でガチガチに固まってた私に、チャンミンが車のハンドルに突っ伏しながらそう言った。
A「・・ふっ 笑」
チャンミン「・・・なに。仕方ないでしょ、さっき仕事終わって急いできたんだから。」
チャンミンは唇を尖らしてむくれた顔をして見せた。
A「あ、じゃあどこかお店でも入る？」
チャンミン「・・・いい。行きたいところあるって言ったでしょ。
・・・途中で屋台寄るから。
A、何か買って来て。」
チャンミンはしゃべりながら車を出発させた。
A「ん・・・いいけど。
どこ行くの？」
チャンミン「秘密。」
嬉しそうに笑いながら答えるチャンミンに、何だか拍子抜けしてしまう。
今さら２人で会うことすら抵抗があった私は。
電話をもらってからも断りきれず、緊張し過ぎて部屋中をうろうろ歩きまわっていた。
でも、家に来るんじゃなくて・・・
わざわざ連れて行きたいところって、本当どこだろ？
途中、東大門の屋台でトッポギとキムパを購入して。
チャンミンの車はソウル郊外の小高い場所まで３０分以上走っていた。
A「うわぁーーー！きれーーー！」
そこは、目の前にソウルの夜景が一望できる小高い丘だった。
チャンミン「綺麗でしょ。・・・Aは日本人だから。
こういうソウルの穴場は知らないだろうと思って。」
チャンミンも帽子を深く被って車から降りる。
A「うん！知らなかった！こんなところにこんな夜景スポットがあるなんて。」
嬉しくてチャンミンの顔を見上げる。
あと１歩でその体に届きそうな距離。
思わず、恥ずかしくなって目線をそらす。
チャンミン「・・・今日は。
自分の気持ちを正直に伝えに来たんだ。
だから・・・それを聞いた後。
Aの本当の返事も聞かせて欲しい。」
真剣なチャンミンの声に。
絡んだ目線が今度ははずせない。
ソウルの美しい夜景が２人の横顔を映し出す。
暗がりの中でもちゃんと分かるチャンミンの整った顔立ち。
本当は忘れたくても忘れられないチャンミンがすぐ目の前にいる。
心臓の音が徐々に響いてきて、息苦しい気さえしてくる。
うまく言えないかも知れないけど。ちゃんと話そう。
私も、正直に。
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革ベルト
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Mayu(プロフ) - ２最後まで読ませていただきました！ドキドキキュンキュン妄想させていただきました！ありがとうございましたm(_ _)m ３のパス解除また待たせていただきます^^ それまで又１と他の小説を何度も読ませていただきます。幸せな時間をありがとうございます！ (2015年4月15日 20時) (
レス) id: 692727c4ce (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - なおさん パスワード解除していただいてありがとうございますm(_ _)m 読ませていただきます！嬉しいです(T_T) (2015年4月15日 17時) (レス) id: 692727c4ce (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 付き合う相手がチャミなら、心配や不安でいっぱいになっちゃいますよね・・・。今度は切なさで胸がキュンとなりました。最後は仲直りできてよかった＾＾最後の夜景のシーンは、ドラマのようでステキです☆ (2014年7月5日 8時) (レス) id: 29aac44701 (このIDを非表示/違反報告)
麗美 - ぜひ、続編書いて下さい！ (2012年6月27日 22時) (レス) id: 7bf3262b08 (このIDを非表示/違反報告)
麗美 - ぜひ、続編書いて下さい！ (2012年6月27日 22時) (レス) id: 7bf3262b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2012年6月15日 15時
