永遠 ページ34
A「チャンミン、その・・・さっき涼子さんと・・、」
チャンミン「涼子さん？
あぁ、荷物送り届けてすぐに別れたけど。」
A「荷物・・？」
チャンミン「あの人、いつも仕事の資料、大量に持ち歩いてるだろ？
今回一時帰国して一週間分の荷物運ぶって言うから送ってきた。」
・・・そっか
なんだ、そうだったんだ
チャンミン「すぐ会社に戻ったのに、おまえ居ないんだもん。
それにあの男と先に帰ってるし。なんなんだよ。」
イラっとした口調で目を細めるから、苦笑いした
チャンミン「幸せ者って言われたよ、涼子さんに。」
A「え？」
チャンミン「俺がおまえに幸せにしてもらってるんだって。
だからその分おまえを幸せにしろってさ。」
・・・涼子さん
そんなことを・・・
チャンミン「俺は幸せにしてもらってる実感なかったんだけど。
・・・さっき気付いた。確かにそうだったんだなって。」
急に穏やかな口調で私の目を見つめるチャンミン
チャンミン「・・・彼氏が居るのは分かってる。
でも、俺も引くつもりないから。」
そっと私の手を取ると、自分の手に重ねた
チャンミン「ずっと好きだった。
自分で気付くのに時間は掛かったけどな。」
照れたように頭を掻いて微笑む
私が潤んだ目で呆然としていると
身体を屈めて頬にキスをした
チャンミン「冷てーな、頬。」
両手でぎゅっと頬を挟まれると、途端に涙が溢れ出した
A「今更・・・なによ・・
私は必死にチャンミンを忘れようとして、でも忘れられなくて、」
チャンミン「・・・うん。」
額に額をくっ付けると、ちょうど街路樹のイルミネーションが一斉に点灯した
「わぁ」と言う周りの歓声が聞こえる
キラキラした一面のオレンジ色の灯りに、お互いの顔が染まった
チャンミン「・・・もう、忘れようとしなくていいんじゃない？」
オレンジ色から、黒い影が視界を横切った瞬間
チャンミンの凍えるように冷たい唇で口を塞がれた
チャンミンの体も、芯まで冷えていた
でもお互いの唇の熱だけ温かくて
いつまでも離したくない、永遠に続きそうなキスだった
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なお(プロフ) - ＊コメントくださった皆様へ＊完結につき、たーーくさんのコメントを頂いておりまして、感謝しています(*^^*) なかなかお返事返せなくて申し訳ありません。今年もよろしくお願いします！まずはお礼までに。 (2019年1月12日 22時) (
レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
shimtomoz(プロフ) - すごく面白かったです！私もこんな風にふたりからジェラッって欲しいなぁ…。なおさんの作品、大好きです。大好きなふたりの描写が絶妙で(o^^o)これからも楽しみにしています！幸せな一年を！ (2019年1月8日 17時) (レス) id: 869133b6bf (このIDを非表示/違反報告)
さちっち(プロフ) - 今年最後の締めくくりがこのお話で良かったです！めっちゃ笑っちゃいました。来年も仲良しな2人がたくさん見られるといいなぁ〜。一年間ありがとうございました。来年も楽しみにしています！良いお年を。 (2018年12月31日 22時) (レス) id: dc893619d5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - このお話、実写版でやったら監督の「カット」が かかったとたんにチャンミンが恥ずかしそうにパッと離れるんだろんな(笑) (2018年12月31日 19時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - wwwwwwwwユノに抱きしめられるチャンミン(///∀///)目の前で本当見たいわ(*^^*) (2018年12月30日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2018年11月18日 23時
