えぐる ページ10
「好き」って、こんなにつらい
もっと、もっと
幸せで
胸のドキドキが止まらなくて
まるで雲の上に浮いてるかのように感情がふわふわして、
そんなラブストーリーのような毎日は、私にとってはあまり縁がなかった
チャンミンを追い求める毎日は、予想以上に無理をしてたから
もっと正直にチャンミンに言えたら、楽だったのかな
ううん、
彼に嫌われたくない私は
無理してでも、
それが幸せだって、信じ込んでいたんだと思う
部屋のベルを鳴らすと、
ガチャ
重たい音のする扉が開き、
無表情のチャンミンが顔を出した
A「あ・・、えっと、」
思わずたじろいて下を向く私の視界に、
一足の
綺麗に並べられたパンプス
・・・一足だけ？
さっきまで居た、他の男友達の靴・・は？
眩暈がしそうになって、思わず扉を掴んだ
A「チャン、ミン。皆は？」
ドクドクと嫌な心臓の音が耳の奥で聞こえる
チャンミン「・・・帰った。」
大きく扉を開けて、顎で「上がれ」と催促するから訳が分からない
A「・・え？この靴は・・・？」
「ごめんね、チャンミン君。」
背後に立っているのは
さっき居た、サイボーグのように綺麗な彼女
「さきほどは、料理。ごちそうさまでした。」
にこりと微笑んで片髪を掻き上げるから
私に言っていると気づいてポカンとしてしまう
チャンミン「送ってやれなくてごめん。」
「ううん、いいの。」
チャンミン「気を付けて帰れよ？」
かがんでパンプスを履く彼女
手を振って見送る、優しい顔のチャンミン
なに・・・？
なんなのよ、これ
私の手首を引っ張り、中に招き入れると
あっさり手を解き、
一人どんどん廊下を歩いて行ってしまう
なによ・・・
チャンミンはどうしていつもいつも
A「なんであの人、一人で居たの？」
チャンミン「ん？携帯忘れて、取りに戻って来たから。」
シレっとした顔で、
私の心をえぐるようなことをするの？
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りん(プロフ) - 妄想は、自由！＾＾ウハ (2021年5月5日 1時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃんお久ぶり。いつもありがとう！次回作、書けるといいんだけどなかなか・・・ドS不足だったかな？最近Sっけ足りなくてすまぬ。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - としえさん» 私情を持ち込むなー！と腹立ってます。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あみさん» 泣いてもらえてよかったです！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 千衣さん» すっかりご無沙汰致しております。そんなふうに言ってくださること、本当にありがたいですね。新作書けるといいなぁ^^ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2018年6月24日 19時
