面白い女 ページ6
面白い・・・女、か
飛び出したって行く当てもなく夜空を見上げてため息をつく
そりゃあ、容姿にしたってあんなサイボーグみたいな美女に敵いっこない
・・・ずぼらだし
チャンミンみたいに綺麗好きでもないし、張り切り過ぎると今日みたいに失敗ばかり
一体チャンミンは、私のどこがいいんだろう？
本気で分からなくなって頭を抱えてしまう
もっと好きになって欲しいのに
やり方が分からないよ
空回りして、焦っていくばかりで
考えても落ち込んでいく
いっそのこと、もっと面白くなって
芸人みたいにチャンミンを笑わせれば、
もっと好きになってくれるかも
「いや、そういうことじゃないと思うけど。」
A「ひっ！！！」
突然、聞こえた背後からの声に悲鳴を上げた
A「な、なんで居るんですか、」
キュヒョン「君、独り言の声めちゃくちゃでかいよね？」
笑いながら夜道を付いてくる謎の人
キュヒョン「あれ？麺買いに行くんじゃないのー？」
スーパーと逆方向に歩き出した私の後を追いかけてくる
A「私、もう自分の家に帰りますから！！
付いてこないでください。」
キュヒョン「でも、俺ラーメン食べたいし。」
はぁ？
キュヒョン「チゲのラーメン、食べ損ねちゃったじゃん。」
楽しそうに口笛を吹きながら、今度は私の前を歩く
A「・・・ラーメンは、鍋に入れるだけになってます。
だから、チャンミンの部屋に戻ってください。」
キュヒョン「やっぱり、買いに行く気ないんじゃん？」
にかっと嬉しそうに笑うから、なんだか脱力してしまう
キュヒョン「あの、女に妬いてるんでしょ？」
図星過ぎて、押し黙ってしまった
キュヒョン「・・・そっかー。
やっぱり、面白いね。君。」
近くにあったベンチに座り、腕を広げて首が折れそうなくらい曲げて空を見る
A「あの、キュヒョン・・さん？
ひとつだけ、聞いてもいいですか？」
私が語り出すと、折れそうだった首がブンっと起き上がった
A「・・・面白い女って誉め言葉ですか？」
キュヒョン「そうだけど。」
A「需要なくないですか？
だってチャンミンのタイプって全然違いますよね？
なんで妬いてるって分かったんですか？
あっ、そう言えば今日の料理、なかなか美味しかったですか？」
キュヒョン「・・・質問ひとつじゃないよね。」
初対面のキュヒョンさんの隣に腰掛け、
チャンミンとの恋を語るとは、思いも寄らなかった
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りん(プロフ) - 妄想は、自由！＾＾ウハ (2021年5月5日 1時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃんお久ぶり。いつもありがとう！次回作、書けるといいんだけどなかなか・・・ドS不足だったかな？最近Sっけ足りなくてすまぬ。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - としえさん» 私情を持ち込むなー！と腹立ってます。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あみさん» 泣いてもらえてよかったです！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 千衣さん» すっかりご無沙汰致しております。そんなふうに言ってくださること、本当にありがたいですね。新作書けるといいなぁ^^ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2018年6月24日 19時
