心配 ページ5
私が睨んでいることなんてお構いなし
・・・と、言うかきっと気付いてもいない
何人かの男性と談笑するその姿を、穴が開くほど睨む
キュヒョン「・・・ねぇ、また焦げるよ？」
ふと指差した先のフライパンはもうすでにだいぶ怪しい焦げ具合
A「だ、大丈夫ですっ！このくらい！香ばしさがいいアクセントになるから！」
ふふん、と素知らぬ顔で。でも内心は焦ってフライパンを掻き回す
キュヒョン「聞いてた通り、なかなか面白いね。」
お、面白い？
容姿とか性格とか年齢とか職業とか、
誉めるべきポイントは、すべてすっと飛ばした紹介の仕方
A「あの〜、もしかして、チャンミンは私のこと
面白い女だって言ってました？」
キュヒョン「うん。」
即答に、開いた口が塞がらない
チャンミン「この料理、運べばいい？」
キュヒョンさんと話す背後から現れたチャンミン
A「・・・うん。」
思わず目線を逸らして、素っ気ない態度で返事をした
テーブルには、私がこの日の為に用意したとっておきの料理の力作
・・・多少イメージと異なってるものもあるけど
「いただきまーす！」
A「ど、どうぞ。」
恐々とリビングに顔を出すと、意外と皆が美味しそうに食べていてホッとする
「熱っい！」
突然聞こえた女性の声に、キッチンに戻ろうとした足を止める
チャンミン「大丈夫？」
そこには、
指を押さえる彼女を、心配そうに眉を下げてのぞき込む隣のチャンミン
瞬間的に、
私がキッチンで「熱っ！」と叫んだことを思い出す
チャンミン「グラタンの皿でやけどしたみたい。何か冷やすものある？」
キッチンに一人立つ私に、チャンミンが背後で冷凍庫をゴソゴソ漁っている
チャンミン「この保冷剤と、あ、あとタオルか。」
独り言を呟くとバスルームの方に向かって行ってしまった
・・・いいな
あんなに心配されて
私なんて、彼女なのに
あんなに優しくしてもらったこと、なかった気がする
ちょうどその時、キュヒョンさんが空いたお皿を片付けに来てくれて
A「・・・チャンミンって、いつも
女の人にあんなに優しいんですか？」
キュヒョン「え？」
A「・・・私、締めのラーメンの数間違えちゃったみたいです。
ちょっと、買ってきますね。」
キュヒョン「え？ちょっと！！」
顔もろくに見ずに、部屋から飛び出した
チゲの用意は出来てるから
もう私は、居なくても大丈夫だよね
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りん(プロフ) - 妄想は、自由！＾＾ウハ (2021年5月5日 1時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃんお久ぶり。いつもありがとう！次回作、書けるといいんだけどなかなか・・・ドS不足だったかな？最近Sっけ足りなくてすまぬ。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - としえさん» 私情を持ち込むなー！と腹立ってます。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あみさん» 泣いてもらえてよかったです！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 千衣さん» すっかりご無沙汰致しております。そんなふうに言ってくださること、本当にありがたいですね。新作書けるといいなぁ^^ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2018年6月24日 19時
