あの日〜Changmin side〜 ページ29
いつもそうだ
こいつは、俺の発想の斜め上を行く
いつも予測不可能で、大胆で、だから面白い女
今だってほら、
真っ赤な顔して、俺をまたいで
唇まであと数センチの距離
俺の首に絡みついて、色っぽいその近づいてくる光景に固まってしまう
俺がどこまで我慢したって、出逢ってしまうんだ
遠ざけたって、忘れた振りしたって
あの日
守った振りだって出来ていたのに
先に火をつけた、おまえが悪いんだからな
一年前
俺とA、そしてキュヒョンも呼んで
部屋でピザを頼み、楽しい夜を過ごしていた
めったに彼女を紹介したことのない俺に、キュヒョンはニヤニヤしている
キュヒョン「ツンで隠してたって、デレの部分が駄々漏れだよ。チャンミン君。」
チャンミン「・・・うるせーな。」
自分でも分かってる
ただ隣にいるだけで、
Aを穏やかな目でつい見てしまう自分に
キュヒョン「こんなにめんどくさい男をもらってくれたAちゃんには感謝しかない・・・
おじさん、嬉しいよ・・・」
チャンミン「・・・おまえどういう立場なんだよ。」
その時が迫ってきていた
談笑していると、事務所からの着信が鳴る
笑い転げているふたりを残し席を外す
静かに寝室の扉を閉めた
『チャンミン、ちょっといいか？』
専務の真剣な声に、ただならぬ気配を感じた
扉に寄りかかって話を聞いていた俺は、
段々と力が抜けて、その場に座り込む
マスコミに
Aとの関係がバレた
一般人のAの名前も、顔も
さらす準備は出来ていると
『今ならまだ記事を止められる。』
『それには、本当に別れて』
『嘘なく、関係ない相手だと、押し通すしかない』
会えなくなる
もう
Aの笑顔を
そばで見ることは出来なくなる
でも
そんなことより
Aがもし標的になったら
俺は生きていけない
チャンミン「・・・それでいいです。
彼女とはもう会いませんから、全力で記事は止めてください。」
今夜はこんなに楽しい夜だったのにな
今から俺、
Aを泣かせなきゃいけないんだな
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りん(プロフ) - 妄想は、自由！＾＾ウハ (2021年5月5日 1時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃんお久ぶり。いつもありがとう！次回作、書けるといいんだけどなかなか・・・ドS不足だったかな？最近Sっけ足りなくてすまぬ。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - としえさん» 私情を持ち込むなー！と腹立ってます。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あみさん» 泣いてもらえてよかったです！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 千衣さん» すっかりご無沙汰致しております。そんなふうに言ってくださること、本当にありがたいですね。新作書けるといいなぁ^^ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2018年6月24日 19時
