夜〜Changmin side〜 ページ11
A「・・・どーして？」
リビングの入ると、ソファにドカッと座った俺に小さな声が聞こえた
リビングに入る手前のドアで立ち止まったまま、
暗い顔で突っ立っているあいつ
チャンミン「なにが？」
聞いてもうつむいてしまったまま答えない
はぁ・・・
時間がもったいないのにため息が出る
チャンミン「どうしたんだよ、何で暗い顔して、」
次の瞬間、
バンッ
大きな音を立てて、Aのショルダーバックが吹っ飛んで来た
唖然とする俺に、怒り心頭の顔
A「どーして他の女と二人きりで部屋にいるのよっ！
私が嫌な気持ちになるって分からないの！？」
真っ赤になって叫ぶ彼女に、いつもは冷静な俺がやっと少し焦り出す
チャンミン「いや、だから
携帯取りにきただけだって、」
A「どーだか！
本当は二人きりでいやらしいことでもしてたんでしょ！！」
は？
そんな濡れ衣着せられたら溜まったもんじゃない
チャンミン「いやらしいって・・、」
A「だってチャンミン！！
今、顔がいやらしいもん！！」
・・・はい？
大声で真剣な顔して怒ってるけど、
いや、おかしい
チャンミン「いつもと同じ顔だけど。」
A「そんなことないっ！！
なんか、薄っすら顎の辺とか青くて、すっごくいやらしい顔してるもん！」
それ、ひげ剃ってないこと言ってる？
A「二人で何してたのよぉ。私が居ない間に・・」
今度はめそめそ泣き始める彼女
もうため息しか出てこない
チャンミン「あのさぁ・・、じゃあ俺も言わせてもらうけど
おまえ何で一人で家に帰ってんの？」
正確に言うと、ギュと出て行った
けしからん！と怒鳴り飛ばしてやりたいところだが、そんなカッコ悪いヤキモチは俺には言えない
A「だってもう・・・、
私は要らないんじゃないかって、」
まだ突っ立ったまま、子供みたいに泣きじゃくってるけど
まだ抱きしめてなんかやらない
俺だって怒ってんだ
せっかく友達を招待して、手料理頑張る彼女を誇らしげに隣に置いておくつもりだったのに
あっさりと帰られて、それに
チャンミン「俺、明日
半年ぶりのオフだって言わなかったっけ？」
宴が終われば、久しぶりの彼女と過ごす長い夜
朝の時間なんか気にせずに、ずっと
ずっと二人きりで過ごせる
そんな、特別な夜
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りん(プロフ) - 妄想は、自由！＾＾ウハ (2021年5月5日 1時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» wakaちゃんお久ぶり。いつもありがとう！次回作、書けるといいんだけどなかなか・・・ドS不足だったかな？最近Sっけ足りなくてすまぬ。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - としえさん» 私情を持ち込むなー！と腹立ってます。 (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あみさん» 泣いてもらえてよかったです！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 千衣さん» すっかりご無沙汰致しております。そんなふうに言ってくださること、本当にありがたいですね。新作書けるといいなぁ^^ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2018年6月24日 19時
