～Changmin～you're my everything destiny episode (ページ32)

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愛してるーChangmin sideーページ32

A「・・・なぁに？笑
ニヤニヤ笑って。」

東京へ向かう最終便の搭乗口。

今、僕の隣には嬉しそうに笑うAのぬくもり。

A「さすがに、こんな深夜にファンはいないんだね。」

辺りをきょろきょろ見渡しながら、首にぐるぐる巻きにした僕の紫色のマフラーを鼻まで被せる。

チャンミン「ん・・・今日はお忍びだから。
情報は出回ってないんじゃない？」

他人事のようにつぶやく僕を見て、Aは「２人きりだね」とまた嬉しそうに微笑んだ。

12月の韓国ソウル、仁川国際空港。

今日、僕たちはAの両親に挨拶に行く。

一緒に暮らし始めて、半年。

ようやく僕の休みに合わせてAの実家に行くめどが付いた。

A「お父さんとお母さん、電話で本当びっくりしてたよ笑
まさか娘が男の人連れて帰って来るなんて・・・」

チャンミン「挨拶遅れちゃったの。怒ってなかった？」

A「大丈夫よ。彼は、とーーっても！忙しい人だって。
言ってあるから。笑」

Aのモコモコのダウンを抱き寄せて、手袋の上からお互いの指を絡める。

広いベンチの空間で、隙間無くくっ付いて。

ずっと２人が離れないよう、お互いに寄り添い合う。

チャンミン「・・・さっきさ、この空港で最初にAと会った時のことを思い出してた。」

僕の言葉にうつむいてた顔を上げたAの鼻は、冷たくて赤くなってる。

A「・・・偶然だね。私も考えてた。」

チャンミン「チャンミン、かっこ良かったなーって？
本当はAの一目惚れだったんじゃないの？笑」

茶化す僕にAは、きょとんとした顔で見つめてくる。

A「ち、違いますぅーー！
別に最初は、全っ然興味無かったもん！！汗」

チャンミン「ふ～ん。・・・・じゃあ、今は？笑」

意地悪く聞く僕に、Aは困った顔で僕の耳元に唇を寄せる。

A「世界で一番・・・愛してる・・」

僕はAの言葉を聞き終わると同時に、Aの頬を引き寄せて

深い深いキスをした。

BGMは空港の搭乗アナウンス。

世界で一番愛してるAに、世界でひとつしかないキスを送ろう。

僕だって、愛してる。

出逢った時からずっと。

Aに堕ちたのは僕の方だ。