～Changmin～you're my everything destiny episode (ページ31)

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出逢いーChangmin sideーページ31

ユノ「・・・ミン！チャンミン！！」

耳元で大声が聞こえて、ハッと我に返った。

ユノ「・・・どうしたの？ボーーッとして。」

不思議そうな顔で僕が手にしていた一枚の紙きれを覗き込む。

ユノ「・・・これ、なに？携帯の番号？」

まずい。

ヒョンに見られた。

チャンミン「中学校の時の友達ですよ。
こないだ、空港でたまたま再会して・・・それで・・」

ユノ「日本人の名前じゃない？これ。
なのに、中学校の同級生？？」

・・・ほんっと、この人は。こういう時の勘だけは鋭いんだから困る。

チャンミン「あーー・・
日本人だって、同じ学校に通うことだってあるでしょ！？」

半ば逆切れ口調で、ヒョンの前から紙を奪うとトイレに行くふりをして楽屋を出た。

Aとあの日。

仁川国際空港で遭遇してから、２週間後。

東京での仕事が一段落して、ソウルに戻った僕は。

Aからもらった電話番号とアドレスが書かれた紙を握り締めて。

楽屋前の廊下に立ち尽くしていた。

空港で初めて出逢った時。

芸能人としての僕の事を知らない。

そして、変わった女の人だなって思った。

僕の顔見て笑うし。
極寒の朝に間違えてアイスコーヒー飲んでるし。
見ず知らずの僕に自分の素性を楽しそうにしゃべるし。

ほんの短い時間だったけど。

話してるうちに、「いい友達」になれそうだなと、思ったのは事実。

東方神起としての自分じゃない。

ただの一人の男として、もっと会って話してみたいと思ったのも事実。

いつもなら一般の人に携帯番号なんて

教えようとしたことは無いし、もらったものに掛けるかこんなに悩んだことも無いし。

なにが・・・僕にそうさせるんだろう。

ユノ「その同級生にそんなに急いで会いたいの？笑」

Aとの電話を切ってから、数分後。

平静を装うはずが、余りに早いスピードで帰ろうとする僕に。

ヒョンは分かっているのかいないのか、そんな言葉を投げ掛けた。

はい。会いたいですよ。会いたくて堪らない。

友達・・・として。ね？