～Changmin～you're my everything destiny episode (ページ11)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:438,883 hit

つらいならページ11

初めて知ったことばかりだった。

東方神起が再始動するまでの、チャンミンの苦労とか。

異国の日本で１からしてきたチャンミンの死ぬほどの努力。

それと

例の写真の綺麗な人が

元カノだということ。

今まで、私は一体

チャンミンの何を知ってきたんだろう。

彼女だって浮かれて。

肝心なことはなにも分かってない。

これで、東方神起の彼女だなんて呆れるよね。

パソコンの電源を落として、ふっとため息をつく。

こんな真夜中だけど。

まだ仕事中かも知れないけれど。

turururururu・・・・

チャンミンに続くコール音は虚しく響くだけだった。

諦めてお風呂に入る準備をしていると

折り返しのコールが鳴った。

チャンミン「・・・A？」

久しぶりに聞いたチャンミンの話声は、周りのざわざわした雑音で掻き消されそうだった。

A「・・・今、大丈夫？
仕事中？」

チャンミン「あー違うよ。打ち上げ中。」

ざわざわ聞こえる向こう側からは。

スタッフの人たちらしき声がする。

「チャンミン、おかわり頼む？」

はっきり聞こえたのは。

女の人の声。

きっとただのスタッフの人だよね？

A「電話して、迷惑・・・だった？」

チャンミン「え？なに！？」

聞こえないチャンミンの大きな声は、

私の気持ちをイラつかせて悲しくさせた。

少し周りが静かなところに移動した様子のチャンミンに

用事もなく掛けたことを、本当に後悔した。

チャンミン「ごめん・・・なんだった？」

A「用事がなくちゃ、掛けちゃダメだった？」

きっと今頃チャンミンは煌びやかな席でお酒を飲んでて。

かたや、私はメイクを落としてすっぴんのいい加減な格好。

チャンミン「別に・・そういう訳じゃ・・・」

チャンミンが困惑してる。

チャンミンはなにも悪くないのに。

A「・・つらいよ。付き合ってるの。」

どうしようもないことなのに。

気持ちをただぶつければ。

本当に楽になれるの？

黙ってしまったチャンミンが次に発した言葉は

今まで積み重ねたものを叩き壊すような台詞だった。

チャンミン「・・・つらいなら。離れようか？」