揺れる ページ39
身構えると、それをすり抜けるように
チャンミンはデスクに置きっ放しだった飲み掛けのコーヒーを手に取った
A「・・・そ、それを取りに来たんだね、」
チャンミン「悪いですか。独り言の邪魔してすみませんでしたね。」
棘のある言い方をして、身体を翻した
頭の中とは正反対に、無理やりチャンミンの欠点を探し出そうとしていたら
撫で肩の悪口言っちゃった・・・泣
A「ほ、本当はっ・・・！」
私の声にチャンミンが振り返る
本当は・・・違うの
A「な、撫で肩嫌いじゃないし・・・」
チャンミン「・・・はぁ？」
イラッとしたチャンミンの顔が怖い
A「違うのよ・・・本当に、」
『好きじゃなくなる理由』なんてあるわけない
どれだけ欠点を探しても
どれだけ興味がないふりをしてみても
あなたを想わなくなる理由になんてならない
困ってしまった私は、困惑してうつむく
その様子を眺めていたチャンミンが
ゆっくりと私に歩み寄ってきた
チャンミン「・・・ヌナは、
俺のことが嫌いですか？」
パッと思わず顔を上げる
いつもは自分を『僕』と呼ぶチャンミン
ぶつかった目線は
『僕』と呼ぶいつものチャンミンじゃなかった
A「な、なに突然・・・」
転がった椅子を起こし、慌てて座り直そうとするその腕を掴まれた
チャンミン「いつもいつも、
あなたはそうやって俺に興味がない、」
怖くも見えるほどのその瞳
戸惑う私に
無言で圧力を掛けているようだった
A「興味って・・・」
なに言ってるの？
A「スタッフとして、支えてるつもりだけど、
それが・・っ、」
いきなり頬に両手を感じ
背の高いチャンミンが抱え込むようにキスをする
驚いて目を見開く私にチャンミンは余裕で角度を変えて
A「やめっ・・！！チャンミっ・・！！」
息が出来ないキスからようやく解放された
A「な、なんなの？一体・・・」
くらくらと、頭の中が揺れる
私の心も
それと相入れるかのように
呆然と見上げる私に、
チャンミン「ヌナ、悔しかったら、」
唇を甲でぬぐうチャンミン
チャンミン「俺のこと意識せずに仕事してみたらどうです？」
そう、意地悪く笑った
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ﾄﾓ(プロフ) - ぜひユノ書いてください┏○ﾍﾟｺでも、なおさんのおかげで、チャンミンはもちろんギュも好きになったり入り込んでしまいます笑！ (2016年10月26日 19時) (
レス) id: 544d410953 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ﾄﾓさん» さっそく読んでくれてありがとう！よかった〜♪ユノペンさんにそう言ってもらえて一安心！ユノのイメージってこんな感じだよなぁ・・と意外とスラスラ書きやすかった。また機会があったらユノ書いてみたい。付き合ってる妄想ならまた酒が進むよ！ (2016年10月26日 16時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
ﾄﾓ(プロフ) - なおさんコメント遅くなりましだが、その日の夜にさっそく読みました笑めっちゃゆのっぽい！笑人たらしのユノらしいお話でほっこりきました☆ユノと付き合いたい笑笑 (2016年10月25日 23時) (レス) id: 544d410953 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ほし☆いちさん» 返信遅くなりました！わー、嬉しいです。本当にありがとうございます！ユノは初めての試みでしたが、ぽやぽやユノもしっかりユノも両方欲張りました。書いててすごく楽しかったです。また遊びに来て下さいね〜！ (2016年10月18日 14時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» わかちゃん！こちらにもコメントありがとう！応援遠くから届いてたよ〜☆ (2016年10月18日 14時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年5月5日 22時
