一番 ページ33
立ち上がった私にそっと寄り掛かって、ユノが後ろから抱き締めた
ユノ「・・・ごめんな。」
弱気で珍しく小さな声
ユノ「本当につらかったのに・・・分かってやれなくてごめん。
頑張れってつもりであんなふうに言ったけど・・・
もう頑張ってたんだよな。」
さっき先輩に抱かれた肩を、
自分で埋めるようにゆっくり擦る
私は首を横に振った
A「・・・いいの。ユノの言ったことは正しい。
いつでも正しいから。
それでも・・・ただ寄り掛かりたかっただけなの。」
正義感が強くて
何万人の前で歌う重圧のユノと私では違う
でも
いつも私はあなたに追い付こうと必死な気がしてる
A「ユノの生き方は素敵過ぎて、私には到底真似できない。
時々胸が苦しくなるの。」
私はユノみたいに強くないから
泣き言を言ってみたり、時には放り出したくなる日もある
A「・・・でも、ユノが居るから頑張れる。
ユノの生き方が指針だから、私はなんとか立っていられてる気もするの。」
でも結局はね
あなたが好きで
追い付こうと必死な自分も嫌いだとは思わない
あなたなりの励まし方だったって
今ならよく分かるから
ユノ「でも・・・他の男の前で泣かせて、
彼氏失格だよな、俺。」
しゅんとしょげてしまっているユノは
頑なに私から離れようとしない
A「・・・そうね、
彼女の気持ちに気付かないユノは彼氏失格かも。」
ちょっとイタズラに笑うとユノは益々落ち込んでしまう
A「・・・私が本当に嫌なこと、分かってないでしょう？」
きょとんとするユノの腕を外して、ようやく向き合った
A「後輩だかなんだか知らないけど、最優先しないで。
私と会っている時に、あのソンミって子のところに行かないで。」
ユノを頼っているあの女の子が
惚れてしまうのは時間の問題
だってそのくらい
あなたは素敵な男性だから
A「絶対好きにならないでね。
私、ずっと妬いてたんだから。」
言うと自分があの子に余裕がなくなってしまう気がしてた
でも言えた今
胸のつかえはスッと取れていく
ユノ「・・・A、・・」
愛おしそうに私の頬を撫でるユノ
たくさんの人に頼られてるユノだけど
私が一番じゃなきゃ嫌よ
本当は声に出したくても出せなかった気持ち
私はあなたには到底似合わない女だけど
誰にも盗られたくない
ずっと閉じ込めておきたいくらい
愛してるの
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ﾄﾓ(プロフ) - ぜひユノ書いてください┏○ﾍﾟｺでも、なおさんのおかげで、チャンミンはもちろんギュも好きになったり入り込んでしまいます笑！ (2016年10月26日 19時) (
レス) id: 544d410953 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ﾄﾓさん» さっそく読んでくれてありがとう！よかった〜♪ユノペンさんにそう言ってもらえて一安心！ユノのイメージってこんな感じだよなぁ・・と意外とスラスラ書きやすかった。また機会があったらユノ書いてみたい。付き合ってる妄想ならまた酒が進むよ！ (2016年10月26日 16時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
ﾄﾓ(プロフ) - なおさんコメント遅くなりましだが、その日の夜にさっそく読みました笑めっちゃゆのっぽい！笑人たらしのユノらしいお話でほっこりきました☆ユノと付き合いたい笑笑 (2016年10月25日 23時) (レス) id: 544d410953 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ほし☆いちさん» 返信遅くなりました！わー、嬉しいです。本当にありがとうございます！ユノは初めての試みでしたが、ぽやぽやユノもしっかりユノも両方欲張りました。書いててすごく楽しかったです。また遊びに来て下さいね〜！ (2016年10月18日 14時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» わかちゃん！こちらにもコメントありがとう！応援遠くから届いてたよ〜☆ (2016年10月18日 14時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年5月5日 22時
