どうにもならない ページ12
つい目で追ってしまう
撮影の合間も、撮影中でさえも
そして終わって片付けをしているその背中でさえも
マネ「よし！飯でも行くか！」
スタッフさんたちの後片づけのめどがつくと、マネージャーが皆に声を掛ける
「じゃあ、私ここで失礼します。」
ぺこっと頭を下げると、ひとり帰ろうとするその人
チャンミン「一緒に行ったらいいんじゃないですか？」
「でも・・・」
ユノ「行きましょう、同じチームのメンバーじゃないですか。」
傍らに居たヒョンが俺に同調する
チャンミン「現地の美味い店、教えてくれるのも仕事のうちですよ。」
「・・・そうですか。」
取って付けたような理由が聞いて呆れる
この気持ちの理由は気付かないふり
だって気付いたところで
どうせどうにもならないから
彼女が勧めてくれたイタリアンレストランは、ガイドブックなんかには載ってない地元の店
でも、確かに味は絶品で、１０人ほどのスタッフでピザやらパスタを腹いっぱい平らげた
チャンミン「・・・こっちに何年くらい住んでるんですか？」
「もうすぐ１０年になります。」
隣同志に座った俺たちは、初めてに近いくらい話をした
イタリアに留学していてそのままこちらに移住したこと
歳は俺より５つ上なこと
チャンミン「結婚してるんですか？」
「・・・え？」
チャンミン「その指輪、気になったから。」
彼女の華奢な指にはめられた綺麗な一粒ダイヤの指輪
結婚しているのかも知れない
それなら尚更
俺が彼女を気にする気持ちは、あり得ない幻のようなものになる
「これは・・・違うんです。母に譲ってもらって・・」
そう一言言った瞬間、ホッと胸を撫で下ろしていた
なに考えてるんだ、俺
ホッとしたところで、
彼女とどうなるわけでもないのに
ユノ「チャンミン、このあとマネージャーがBarに行こうって言ってるけどどうする？」
ふと顔を向けると、酔って上機嫌のマネ
チャンミン「あー・・・酒ぐせ悪い人はヒョンが面倒見てください。」
ユノ「え！俺だって嫌だよ！」
ひそひそ話している俺たちに気付いたマネは、ユノを引きずって連れて行ってしまった
チャンミン「助かった・・・」
くすくす隣で笑う彼女
その顔に視線が釘付けになる
イタリアに来た解放感？
女なんて韓国に戻ればたくさん捕まるのに
どうしてこんなに
この人の仕草ひとつひとつが
気になって仕方ないんだろう
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ﾄﾓ(プロフ) - ぜひユノ書いてください┏○ﾍﾟｺでも、なおさんのおかげで、チャンミンはもちろんギュも好きになったり入り込んでしまいます笑！ (2016年10月26日 19時) (
レス) id: 544d410953 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ﾄﾓさん» さっそく読んでくれてありがとう！よかった〜♪ユノペンさんにそう言ってもらえて一安心！ユノのイメージってこんな感じだよなぁ・・と意外とスラスラ書きやすかった。また機会があったらユノ書いてみたい。付き合ってる妄想ならまた酒が進むよ！ (2016年10月26日 16時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
ﾄﾓ(プロフ) - なおさんコメント遅くなりましだが、その日の夜にさっそく読みました笑めっちゃゆのっぽい！笑人たらしのユノらしいお話でほっこりきました☆ユノと付き合いたい笑笑 (2016年10月25日 23時) (レス) id: 544d410953 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ほし☆いちさん» 返信遅くなりました！わー、嬉しいです。本当にありがとうございます！ユノは初めての試みでしたが、ぽやぽやユノもしっかりユノも両方欲張りました。書いててすごく楽しかったです。また遊びに来て下さいね〜！ (2016年10月18日 14時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» わかちゃん！こちらにもコメントありがとう！応援遠くから届いてたよ〜☆ (2016年10月18日 14時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年5月5日 22時
