知らない ページ29
無事に接待も終わった２２時過ぎ。
ユノ「じゃあ、俺はAを送って行くから。
ここで別れようか、気を付けて帰れよ？」
ホテルを出ると、ユノさんは私の肩を抱くように歩き出そうとする。
A「え！ちょ、ちょっと！汗」
私は一人で帰れますから！そう言おうとしたら。
後ろから首を腕に締められるような形で、チャンミンに留められた。
チャンミン「こいつ、その前に俺と用がありますんで。
先輩が送って行く必要はないです。」
ちょっと、チャンミン。本気で首が苦しい・・・汗
ユノ「あれ？
チャンミン、彼女と予定があるんじゃなかったの？」
チャンミン「彼女じゃありません。」
ユノ「秘書課の子と最近付き合ってるのかと思ってた。」
チャンミン「付き合ってなんかいません。
思い切り、先輩の勘違いですね。」
なんか二人とも、目からバチバチ火花出てるみたいなんですけど。
チャンミン「じゃあ、失礼します。お疲れ様でした。」
有無を言わさずユノさんから私を奪い取って、通りかかったタクシーに押し込まれた。
A「な、なんなのよ！用ってなに！？」
チャンミンと約束なんかしてないし、私も正直ソナちゃんのところに行くのかと思っていた。
チャンミン「住所言え、早く。」
A「はぁ！？」
チャンミン「おまえん家行くの。早くしろ。」
な、なんで。
チャンミンの迫力に押されて、言われるがまま運転手さんに住所を伝えた。
車が走り出すと後ろをチラッと伺って、ユノさんがもう居ないことを確認した。
チャンミン「はぁ。無理やりなんとか撒けたか。」
安心したようにシートに深くもたれた。
A「どうして・・・家に来るの？」
狭くて暗い空間に寄り添ってるだけで、ドキドキして心臓が痛い。
チャンミン「・・・ダメ？」
上目遣いで、私に返事を求めた。
ダメなわけない。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて、堪らない。
あなたはそんな私の気持ち、知らないでしょ？
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なお(プロフ) - ひみさん» コメントどうもありがとうございました。私にとってもこのお話は一気に読者様の目に触れることになった思い出深い作品です。今現在は他のお話も書いていますので、もしよろしかったら遊びに来てくださいね。 (2015年9月3日 22時) (
レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひみ(プロフ) - 好きだなー。素敵なお話でした。 (2015年9月1日 23時) (レス) id: 153405762e (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - さくらさん» さっそくなんですが、本日ＰＷ開きましたー！楽しみにして頂いてありがとうございます！続編はプレッシャーもある、不安もありですが、楽しみながら書いていけるといいな。また読んでやってください。＾＾ (2014年9月7日 23時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あっきさん» いえいえ、公開遅れていましたがなんとかＰＷ開けました。遅くなって本当にすみませんでした。楽しんでやってくださいね！ (2014年9月7日 23時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - さと☆さん» ＰＷ解除致しました。＾＾せかしてもらってちょうどいい、腰の重たい作者です。これからもよろしくお願い致します。 (2014年9月7日 22時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年7月23日 22時
