立ち位置 ページ24
自覚した途端、いつもの何気ない風景が違った景色に見える。
ソナ「チャンミンさん！」
いつものように営業部へのおつかいに来る振りしてチャンミンに会いに来てる。
立ったまま親しげに話す、二人の笑顔。
・・・今までそんなに気にならなかったのにな。
何を話しているのか少しでも聞き取りたくて、パソコンのキーを叩く指が止まったまま。
数日後。
チャンミン「あぁ・・・肩痛い。
A、揉んで。」
A「なんで、私が・・・それ、セクハラじゃない？」
会議室に二人、夕方から引きこもって資料のホチキスを止めていた。
山のように積み上がった資料。
確かに肩が痛い。
今日は週末だし、これが全部終わったらきっとチャンミンは「飲みに行こう」と誘ってくれるだろう。
チャンミン「なんでセクハラになるんだよ。
どうせセクハラするなら、もっと若い子を・・・痛って！」
A「うるさいな、早く手を動かして。怒」
改めて思う。
私の「立ち位置」って一体なんなんだろう。
仲のいい同僚。
ふざけ合える女友達。
愚痴も言い合える仲間・・・
はぁ。
私って、こんな色気のない会話してる時点で。
チャンミンになんとも思われていない証拠だよね？
静かな会議室に携帯の音が鳴る。
チャンミン「もしもし。・・・うん。」
携帯を耳と肩で挟んだまま、手はホチキスを押し続けていた手が急に止まった。
チャンミン「・・・え？本当に？
分かった、いいよ。」
電話を切ると、残り１０部だった資料をすごい勢いでまとめ始めた。
A「・・・急用？」
チャンミン「あぁ。ソナが具合悪いんだって。」
・・・は？
A「・・・で？」
チャンミン「で？って。
一人で帰れないらしくて、家まで送って欲しいって言うから。
送って行く。」
・・・なにそれ。
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なお(プロフ) - ひみさん» コメントどうもありがとうございました。私にとってもこのお話は一気に読者様の目に触れることになった思い出深い作品です。今現在は他のお話も書いていますので、もしよろしかったら遊びに来てくださいね。 (2015年9月3日 22時) (
レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひみ(プロフ) - 好きだなー。素敵なお話でした。 (2015年9月1日 23時) (レス) id: 153405762e (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - さくらさん» さっそくなんですが、本日ＰＷ開きましたー！楽しみにして頂いてありがとうございます！続編はプレッシャーもある、不安もありですが、楽しみながら書いていけるといいな。また読んでやってください。＾＾ (2014年9月7日 23時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あっきさん» いえいえ、公開遅れていましたがなんとかＰＷ開けました。遅くなって本当にすみませんでした。楽しんでやってくださいね！ (2014年9月7日 23時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - さと☆さん» ＰＷ解除致しました。＾＾せかしてもらってちょうどいい、腰の重たい作者です。これからもよろしくお願い致します。 (2014年9月7日 22時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年7月23日 22時
