素直 ページ15
ユノ「ソユンと、正式に別れることになった。」
帰ろうと支度していた私を突然呼び止めて、コーヒーを手渡してくれた。
A「え・・・本当ですか？」
ショックだった。
やっぱり二人は私にとって理想のカップルだったから。
ユノ「この前から、俺の誘いを断ってばかりなのは何が原因？」
ん？と目を見開いて尋ねてくるけど。
不思議だ。
もっと、ソユンさんと別れたこと。
嬉しくなることだと思っていたのに。
A「なにもないですよ。すいません、最近忙しくて・・・」
手を広げて喜べない。
なんでだろう。
ユノさんのことは、変わらず好きなはずなのに。
「チャンミンさん。」
またあの子だ。
秘書課の可愛い女の子。
チャンミン「あぁ。」
ぶっきらぼうに返事してるけど。
本当に興味のない子だったら、チャンミンはもっとバリアを貼るって分かってる。
チャンミン「俺、今週は予定あるから空いてないよ？」
その証拠は、敬語じゃないこと。
「じゃあ、来週なら空いてるってことですよね？」
グイグイくる女の子に呆れたように見返したけど。
チャンミン「・・・分かった、いいよ。」
やったー！と飛び上がるその子は嬉しそう。
いいな。
本当に素直。
こんなふうに感情を怖がらずに表に出せるだけで羨ましい。
A「ねぇ、チャンミン。」
チャンミン「・・・ん？」
パソコンの画面から目線を離そうともしない。
A「あの子と・・・付き合うの？」
そんなこと聞いて、どうするのよ。
チャンミン「おまえは？ユノさんと付き合うの？」
ソユンさんと破局したことは知ってるらしい。
チャンミン。
私ね、最近チャンミンのこと最低だって。
大嫌いだって思ってたはずなのに。
チャンミン「・・・いいんじゃない？
ユノさんなら幸せにしてくれるよ。」
目線も合わせてくれない。
幸せを願ってくれる人相手に。
これほど寂しく思ったことはない。
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なお(プロフ) - ひみさん» コメントどうもありがとうございました。私にとってもこのお話は一気に読者様の目に触れることになった思い出深い作品です。今現在は他のお話も書いていますので、もしよろしかったら遊びに来てくださいね。 (2015年9月3日 22時) (
レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひみ(プロフ) - 好きだなー。素敵なお話でした。 (2015年9月1日 23時) (レス) id: 153405762e (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - さくらさん» さっそくなんですが、本日ＰＷ開きましたー！楽しみにして頂いてありがとうございます！続編はプレッシャーもある、不安もありですが、楽しみながら書いていけるといいな。また読んでやってください。＾＾ (2014年9月7日 23時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - あっきさん» いえいえ、公開遅れていましたがなんとかＰＷ開けました。遅くなって本当にすみませんでした。楽しんでやってくださいね！ (2014年9月7日 23時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - さと☆さん» ＰＷ解除致しました。＾＾せかしてもらってちょうどいい、腰の重たい作者です。これからもよろしくお願い致します。 (2014年9月7日 22時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年7月23日 22時
