誓い ページ36
A「ん・・・チャンミン・・」
首筋にキスを繰り返すチャンミンの髪を撫でながら、目をゆっくり閉じる。
窓から差し込む月明かりだけが照らす、薄暗い部屋。
広く敷いてあるはずの布団なのに、結局ふたりで同じ布団の中にいた。
はだけた浴衣を手探りだけでほどいていくチャンミン。
息が顔にかかるその距離に、ドキドキが止まらなかった。
チャンミンの厚い胸板を確かめるように、私もそっと指でなぞる。
チャンミンも苦しそうな息を吐いて目を閉じた。
もう何度も肌を重ねたはずなのに。
いつまで経っても、目の前にいる綺麗な顔のあなたに胸が高鳴る。
チャンミン「A・・・きれいだよ・・」
暗闇に目が慣れてきたのか、ジッと私の身体を見つめてはまたキスを落とす。
明日なんか来なくていいのに。
ずっとこの温かい腕の中で眠れたらいいのに。
恥ずかしくてとても言えないけれど。
そんな出来もしないことを本気で思ったりする。
愛は変わらない。
想いは揺るがない。
絶対に、あなたのこの手を。
離したくない。
私はそう心に誓っていた。
ねぇ、チャンミン。
あなたもきっと・・・そうだったよね？
週明けからの仕事は、月末とあっていつもよりバタついていた。
ユノ「A、この書類秘書課に届けておいて。」
社長に目を通してもらって印鑑が要る重要な書類。
A「分かりました。」
・・・あれ？
珍しいな。
ここの取引先の書類は、チャンミンがいつも担当しているはずなのに。
私にこの書類を頼んだことに若干の違和感を感じていた。
A「失礼しまぁす・・」
秘書課のガラス張りのオフィスを覗いてみる。
「Aさん！」
声を掛けられて後ろを振り返ると、ソナちゃんが立っていた。
A「久しぶりだね。」
チャンミンが好きだった彼女。
色々あったけど、今は仕事上で仲良くしてもらってる。
A「はい。この書類、よろしくね。」
ソナ「あぁ、はい。分かりました。」
A「普段ならチャンミンが渡しに来るんだろうけど、なぜか私が頼まれちゃった。」
ソナ「チャンミンさん、今一番忙しい時ですもんね。」
・・・？
ソナちゃんの言ってることが分からなくて、首をかしげた。
ソナ「来月でしたっけ。
上海に赴任する話。」
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結那 - ユノと結ばれてもいいと思います (2015年4月18日 15時) (
レス) id: 6ad2845574 (このIDを非表示/違反報告)
なっおドラ(プロフ) - こんばんは^^ このお話すごく好きです。どっぷりハマってます。続きが読みたいので、宜しければパスワード教えて下さい。お願いします♪ (2014年11月12日 23時) (レス) id: aacc3f465f (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - パスワード教えて下さいお願いします。早く続きが見たいです。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 14713987c8 (このIDを非表示/違反報告)
オウム - 毎回なおさんの作品を楽しみにしてますオウムと申します。こんばんは！第3章がパスワード必要とのことで、初めてメッセージを送りました。私はチャミペンです。2章で、ユノと最後終わっちゃって、、正直苦しいです(笑)。続編期待していますので、よろしくお願いします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 1bc8c1591a (このIDを非表示/違反報告)
えみり(プロフ) - はじめまして。すべての作品楽しく読ませていただいたいます。続きが読みたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いいたします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: bfd842430a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年9月6日 22時
