電話 ページ19
結局前日までブツブツ文句ばかり言うチャンミン。
でも最後には「仕事にだけ集中して頑張って来いよ」と念を押されて送り出された。
「着いたー！」
機内を降りるとふたり同時に伸びをして、笑い合った。
札幌の天候はあいにくの雨模様。
ミノ「俺、持ちますよ。」
A「え？・・大丈夫なのに、でもありがと。」
大きなスーツケースを引きずりながら、傘を持つと歩きにくくてフラフラしていた。
ミノ「先輩って、見かけによらずかよわいですよね。
しっかりしてるのに守ってあげたくなるタイプ。」
A「見かけによらずってどういう意味よ！怒」
ははは、と楽しそうに無邪気に笑う。
最近は私に慣れてきて遠慮がなくなったのか、小悪魔みたいなことをたまに言うから驚く。
冗談で掛け合えるのが、チャンミンといるみたいに気楽だった。
A「ミノって、チャンミンみたいなところあるよね。」
ミノ「・・・チャンミン先輩ですか？」
A「うん、まぁあっちの方がもう少し可愛げないけど。笑」
言いながらチャンミンの憎まれ口を思い出して、クスクス笑った。
ミノ「Aさんって、チャンミン先輩とすごく仲良いですよね？」
A「え？そう？そんなことないけど 汗」
会社では『仲良い同期』で通している私たち。
チャンミンはみんなに内緒にしていること、未だによく思ってないみたいだけど・・・
ミノ「うん。恋人みたい。」
大きな目で見つめられて真剣に言われたら、焦っているのがバレそうで急いでごまかした。
無事に商談が終わり、なんとか出張のノルマと引き継ぎは完了した。
ミノ「ありがとうございました。乾杯！」
A「ミノの努力の結果だよ。乾〜杯！！」
会社に電話で今日の成果を報告して、今夜は終了。
ユノさんにはノルマの頑張りを誉められてふたりとも上機嫌だった。
美味しいお刺身に、ジンギスカン。
目の前に並ぶ美味しそうな料理にお酒も美味しく進んだ。
A「それでね・・・笑
あ、ちょっと待って。電話だ。」
会話が盛り上がっている最中、かばんにしまっておいた私の携帯が鳴った。
・・・チャンミンだ。
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結那 - ユノと結ばれてもいいと思います (2015年4月18日 15時) (
レス) id: 6ad2845574 (このIDを非表示/違反報告)
なっおドラ(プロフ) - こんばんは^^ このお話すごく好きです。どっぷりハマってます。続きが読みたいので、宜しければパスワード教えて下さい。お願いします♪ (2014年11月12日 23時) (レス) id: aacc3f465f (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - パスワード教えて下さいお願いします。早く続きが見たいです。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 14713987c8 (このIDを非表示/違反報告)
オウム - 毎回なおさんの作品を楽しみにしてますオウムと申します。こんばんは！第3章がパスワード必要とのことで、初めてメッセージを送りました。私はチャミペンです。2章で、ユノと最後終わっちゃって、、正直苦しいです(笑)。続編期待していますので、よろしくお願いします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 1bc8c1591a (このIDを非表示/違反報告)
えみり(プロフ) - はじめまして。すべての作品楽しく読ませていただいたいます。続きが読みたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いいたします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: bfd842430a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年9月6日 22時
