抵抗 ページ16
チャンミン「A！おい、ちょっと待てって！！」
早足でソヤンコーポレーションの社屋を出る私と、後ろから後を追うチャンミン。
もう我慢の限界だった私は、思い切って奥さまに宣戦布告をしたのに。
目の前のふたりは、ふたりにしか分からない空気で笑い合っていて益々腹が立つ。
ミナ「あなたたち、とてもお似合いよ。
お幸せに。」
最後にそう言った奥さまの目は、意地悪な顔じゃなかったからきっと本心なんだろう。
チャンミン「A−−。」
無視し続ける私の名前を甘えたように呼び続ける。
きっとなにか誤解があったんだろうと思う。
それでも、不安で苦しくて。
ふたりの仲を疑っていたのは事実だから。
A「やめて。触らないで。」
私の部屋まで一緒に着いてきたチャンミンは、玄関に入るなり抱き締めてキスをしようとする。
チャンミン「どうして！ちゃんと説明したじゃん！」
部屋まで来る電車の中で延々と言い訳のような説明をされたけれど。
一度振り上げた拳は下ろす場所を無くしてしまっていた。
チャンミン「ミナのこと、不安にさせて本当に悪かった。」
ソファでうなだれるように座って謝るチャンミンがなんだか可哀そうに見えてきたけど。
「ミナ」って呼び捨てにしていることすら、本当は面白くない。
A「本当に、なにもなかったのね？」
チャンミン「あるわけないだろ！！向こうは人妻だぞ。」
そういう問題じゃないの！！怒
A「人妻じゃなかったら、またそういう関係になってたってこと？」
チャンミン「違う！違う！あ〜・・・もう。」
自分でなんて言っていいのか分からなくなったのか、頭をガシガシ掻いている。
チャンミン「Aしか好きになれないから。
他の女なんか目に入らないってこと。」
恥ずかしそうに顔を逸らしたチャンミンと、にやける私。
A「でも、今夜は別々で寝るから。
それが嫌なら帰って。」
チャンミン「なーんーでーー！！シたい！！」
A「・・・シない！！ぜーーったいシない！！」
少しばかりの私からの抵抗心。
キスだけならいいよって、もったいぶる私をチャンミンが嬉しそうに抱き締めた。
ねぇ、チャンミン。
あなたの過去に付いた心の傷は、私が癒せるように頑張るから。
なにがあっても私を離さないでね。
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結那 - ユノと結ばれてもいいと思います (2015年4月18日 15時) (
レス) id: 6ad2845574 (このIDを非表示/違反報告)
なっおドラ(プロフ) - こんばんは^^ このお話すごく好きです。どっぷりハマってます。続きが読みたいので、宜しければパスワード教えて下さい。お願いします♪ (2014年11月12日 23時) (レス) id: aacc3f465f (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - パスワード教えて下さいお願いします。早く続きが見たいです。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 14713987c8 (このIDを非表示/違反報告)
オウム - 毎回なおさんの作品を楽しみにしてますオウムと申します。こんばんは！第3章がパスワード必要とのことで、初めてメッセージを送りました。私はチャミペンです。2章で、ユノと最後終わっちゃって、、正直苦しいです(笑)。続編期待していますので、よろしくお願いします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 1bc8c1591a (このIDを非表示/違反報告)
えみり(プロフ) - はじめまして。すべての作品楽しく読ませていただいたいます。続きが読みたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いいたします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: bfd842430a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年9月6日 22時
