守りたいもの ページ12
本当は仮病を使いたいくらい休みたかったけど。
今日はソヤンコーポレーションとの新規事業の最終打ち合わせ。
午前中から、奥さまのところにチャンミンと向かわなければいけなかった。
A「チャンミン、今夜話があるから。」
チャンミン「あー・・俺も、話がしたい。」
なんの話かは知らないけれど、私の顔色を伺ってる態度が分かって余計にイライラしていた。
ソヤンに向かう電車の中で、さりげなく私の手を握ろうとする。
その手をスルッと振り払って、目も合わせずにいると。
チャンミンは眉を下げて寂しそうな顔をしていた。
ミナ「お疲れ様。必ず成功させましょうね。」
なんとか合同発表会に企画が間に合いそう。
三人でホッとして、立ち上がって握手を交わした。
ミナ「今日は慰労会ってことで、私がごちそうするわ。」
嬉しそうな奥さまが帰り支度をしようとする。
え・・・三人で？だって今夜は・・・
チャンミン「すみません。その慰労会、後日になりませんか？」
言おうとした私を遮って、チャンミンが口を開いた。
ミナ「あら、今日やるから意味があるんじゃない。
それとも、ふたりでなにか予定があったの？」
私たちの顔を見渡すような目の奥が、笑ってない。
A「奥さま、私。
奥様にもお話があるんです。」
でも、負けない。
勇気を振り絞って、ちゃんと言わなきゃ。
チャンミン「おい・・・」
ミナ「いいわよ、なにかしら？」
守りたいものは、自分で守らなきゃ。
A「私とチャンミンは付き合っています。
過去にあなたとなにがあったかは知りませんが、もうそんなことどうでもいいんです！
もう、仕事以外でこの人と関わらないでください！！」
顔が熱くなるほど力を込めて、一気に言った。
私の顔を見つめていた奥さまは、クスッと笑って口元に手を当てた。
ミナ「・・・なるほどね。
はっきり言うじゃない。
あなたが話してた通りの子ね、この子。」
クスクス笑いながら、目線はチャンミン。
バツ悪そうな顔で頭を掻いていた。
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結那 - ユノと結ばれてもいいと思います (2015年4月18日 15時) (
レス) id: 6ad2845574 (このIDを非表示/違反報告)
なっおドラ(プロフ) - こんばんは^^ このお話すごく好きです。どっぷりハマってます。続きが読みたいので、宜しければパスワード教えて下さい。お願いします♪ (2014年11月12日 23時) (レス) id: aacc3f465f (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - パスワード教えて下さいお願いします。早く続きが見たいです。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 14713987c8 (このIDを非表示/違反報告)
オウム - 毎回なおさんの作品を楽しみにしてますオウムと申します。こんばんは！第3章がパスワード必要とのことで、初めてメッセージを送りました。私はチャミペンです。2章で、ユノと最後終わっちゃって、、正直苦しいです(笑)。続編期待していますので、よろしくお願いします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 1bc8c1591a (このIDを非表示/違反報告)
えみり(プロフ) - はじめまして。すべての作品楽しく読ませていただいたいます。続きが読みたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いいたします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: bfd842430a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年9月6日 22時
