壁 ページ1
A「ね？チャンミン？
これあげるからさ。
機嫌直そうよ。
せっかく一緒にいられる時間に怒ってたらもったいないでしょ？」
チャンミン「怒るようなこと言う方が悪い。」
A「しょうがないじゃない。
何回も説明してるでしょ？」
チャンミンの大好きな、上に辛いたれがたっぷり掛った唐揚げ。
私の分を譲ってもダメ。
チャンミン「だから、その説明が納得いかない。
なんで、俺たちの関係をみんなに隠してこそこそしなきゃなんないの。」
付き合うことになって１ヶ月。
ようやくお互いの想いに気付いて、甘いお付き合いが始まろうとしていた矢先。
私たちは、最初から甘さからかけ離れた予想外の毎日を送っていた。
A「だから〜
何度も言ってるでしょ？
会社内で、しかも同じ部署で社内恋愛してます！なんて。
周りのみんなに気を遣わせるから、仕事がやりずらくなるの！」
チャンミン「いいじゃん、気を遣わせた方が会社でもイチャつけるし。」
A「そ、そんなこと出来るわけないでしょー！汗」
会社でチャンミンと付き合っていることを言いたくない私。
会社で堂々と私と付き合っていることを言いたいチャンミン。
考えの違いは一向に埋まらず。
大きな壁にぶつかってしまっていた。
チャンミン「はぁ。
なんでそんなに嫌なの。」
A「・・・嫌とかじゃないんだよ。
分かるでしょ？」
チャンミン「全然分かんない。」
大きくため息をついたチャンミンが、さっき譲ろうとした唐揚げを箸でひょいっとつまんで口に放り込んだ。
A「・・食べたんだから、機嫌直してよね。」
チャンミン「は？こんな唐揚げ一個で解決できるかよ。」
もぐもぐ口を動かしながら悪態ばっかりつく。
なーんか。
A「考え直そうかな、やっぱり。」
私の言葉に、ピタッと箸を持つ手が止まった。
チャンミン「なにを。」
お付き合い。
本当はそう言い返すつもりだったけど。
そんな冗談が言えないほど、みるみるうちにチャンミンの顔色が青ざめるように変わっていくから。
A「さ、さっきした注文・・・」
ホッとした様子でまたビールを一気に飲み干した。
私だって、付き合いを考え直すなんてありえないくらい本当は大好き。
でも、チャンミンとの関係を言いたくないのは。
他にも理由があるんだよ。
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結那 - ユノと結ばれてもいいと思います (2015年4月18日 15時) (
レス) id: 6ad2845574 (このIDを非表示/違反報告)
なっおドラ(プロフ) - こんばんは^^ このお話すごく好きです。どっぷりハマってます。続きが読みたいので、宜しければパスワード教えて下さい。お願いします♪ (2014年11月12日 23時) (レス) id: aacc3f465f (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - パスワード教えて下さいお願いします。早く続きが見たいです。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 14713987c8 (このIDを非表示/違反報告)
オウム - 毎回なおさんの作品を楽しみにしてますオウムと申します。こんばんは！第3章がパスワード必要とのことで、初めてメッセージを送りました。私はチャミペンです。2章で、ユノと最後終わっちゃって、、正直苦しいです(笑)。続編期待していますので、よろしくお願いします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: 1bc8c1591a (このIDを非表示/違反報告)
えみり(プロフ) - はじめまして。すべての作品楽しく読ませていただいたいます。続きが読みたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いいたします。 (2014年11月12日 23時) (レス) id: bfd842430a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年9月6日 22時
