答えーChangmin sideー＜現在＞ ページ33
チャンミン「・・シャ・・ワー？」
動揺した声は、一番聞かれたくない相手に漏れ聞こえて。
「・・・ふっ。笑」
一瞬だけ相手が自虐気味に笑ったのを見逃さなかった。
チャンミン「・・・なんですか？」
「君・・・Aを好きなの？」
相手はAの彼氏だって分かってる。
チャンミン「・・・えぇ、好きですよ。」
だからこそ、はっきり答えてやった。
罵声を覚悟していた俺に。
「・・・そうか。」
聞こえたのは、意外に小さく呟いた声。
その切なさをまとった声に、なんて返せばいいのか分からない。
チャンミン「あの・・・」
ツーツーツー
突然電話は一方的に切られて。
しばらく画面を見つめたまま、動けなくなってしまった。
ともかく、今Aはあの男と同じ空間にいて。
携帯を預けているくらいの近しい関係でいる。
その事実が、頭の中を駆け巡っていた。
ユノ「チャンミン！新曲の打ち合わせ始めるぞ。
・・・チャンミン？」
チャンミン「・・・すぐ行きます。」
廊下まで呼びにきたヒョンには目も向けないまま、自分の携帯の電源を落とした。
Aに確認すればいい。
そんなことは分かってる。
でも
もしあいつが言ってることが本当だったら？
Aがシャワーを浴びに行ってるようなことをしてるって。
認めた時点で、俺が運命だと思っていた糸が切れる気がした。
連絡は自然に取らなくなった。
Aだって、初恋の懐かしさについ勢いでキスに応えただけかも知れない。
そう自分に諦める言い訳をしながら。
本心は、顔も見たことないあの男に嫉妬で狂いそうだった。
自分でも明らかに食欲がなくなって、ボーっと空を見上げるようになった頃。
Aが韓国に帰ってくる。
俺たち、また始められる？
その答えは、どうしても
あの公園で聞きたい。
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アスカ(プロフ) - やっぱり何度読んでもなおさんの作品は大好き。素敵です。 (2018年11月25日 21時) (
レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティ(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました。ユニさんの彼がユノと分かった時は、その後の展開を期待しながらドキドキでした。チャンミンの、彼女への一途な思いが、凄くカッコ良かったです。最後は、明るい雨の景色が目に浮かび、清々しい気持ちになりました。。 (2017年6月10日 14時) (レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - 最高！！ヤッパリなおさんのお話は最高！初めて最初からバーットよませてもらいました。疲れた気持ちにエッセンスのようです。ほんとうにありがとく（い (2017年3月10日 1時) (レス) id: 8288146af6 (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - 今まで読ませていただいていなかったかお話、一気に読ませていただいてます^_^切なく可愛い初恋…もう1度確かめる事が出来たのが、ほっこりするしますね(*^^*) (2015年12月27日 20時) (レス) id: e15e9863b2 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - パスワードの申請くださった皆さん、いつも読んで頂きありがとうございます＾＾こんなにコメントで頂けるなんて思ってもみなくて、お手間を取らせて申し訳なかったな。と思っています。現在は誰でも読めるようにパスを外しました！また宜しくお願いします♪ (2014年6月6日 15時) (レス) id: 53a6debf61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2013年12月8日 22時
