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北斗side





「北斗、お前そろそろ
振られるんじゃね?」



急にボディブローをくらった感覚。


息ができなくて
全身の力が抜けてく感じ。



「つーかAちゃんがまだ
付き合ってくれてるのがすげぇと思う」





久しぶりに飲みに誘われて。


正確には、「ちょっと顔貸せ」って
言わんばかりの表情で半ば
強引に連れてこられた。


グイッとジョッキを煽った樹は
目の奥が怒ってる。


何も言い返せない俺を見て



「悪りぃ、言いすぎた」



とか言って、帽子を被り直した。





「分かってんのよ。Aちゃんが
一途に想ってくれてることも自分が
誰よりもあの子のこと好きなの」



「Aちゃんはお前に
嫌われたと思って涙溜めてたぞ」





心臓が破られる思いだった。


誰よりも大切で
いつまでも一緒にいたくて
何時でも笑っていてほしいのに。


俺が理由で泣いてた。


本当、彼氏失格だよね。





「Aちゃんに伝えたら?
他の男と楽しそうに話してるの
妬いちゃうからやめてーって」



「言えるわけないじゃない。
あっちは仕事でやってるんだから。
俺だって女優さんと話さないでって
言われたら困っちゃうもん」



「素直に好きって伝えろよ。
何カッコつけてんだよ。
渋ってないでウザがられるくらい
伝えろよ。どんだけ素直に伝えても
Aちゃんだったら
受け止めてくれるよ(笑)」





後悔を飲み込むように
ビールのジョッキを煽る。

*→←*



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設定タグ:松村北斗 , sixtones , ジャニーズ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あいびー | 作成日時:2024年2月4日 12時

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