Chapter 5：酔った貴方は格段に魅力的 ページ43
樹side
最近になってMR(医療情報担当者)の
インターンをし始めたAちゃん。
やりがいはあるけど、最近同期が
立て続けにお休みを取ってしまって
その皺寄せが何故か全部Aちゃん
にきているとか。
俺はインターンとかしたことないから
ちょっと理解できないところもある。
けどキャパオーバーでナメられたくない
とか言って完璧にこなしてるらしい
ところもAちゃんらしいな
なんて思ったりして。
『だからー、有給取得率ランキングで
下から数えた方が早い日本に住んでる身
としては皆んな休み取った方がいいと思う！
だけどその仕事を全部私にやらせて自分は
何もせずプラプラしてる部長とか見ると
本当イライラしちゃうのよ！！分かる！？
インターンの器量なんてたかが知れてるじゃん！？
だったら手伝ってよね！って思うわけ！』
「分かった、分かったから
Aちゃん、一回お酒置こうか」
「Aちゃんってこんな
ハキハキした子だっけ？AHAHA」
『ジェシー、私もっと穏やかな子だったのよ。
こんな性格にさせたのは今の職場っ！！』
「自分で穏やかな子とか言ってるの
めちゃくちゃウケるんだけど AHAHAHA」
「Aちゃん、マジでそこらへんで
やめとこ？これ以上飲ませると、俺と
ジェシー、北斗に怒られるって」
『樹、今日はとことん飲むって決めたの！！
明日休みだし、もう気絶するまで飲んでやる』
自然と呼び捨てになってるから
それだけ気を許してくれてるんだ
と思うと嬉しかったりして。
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作者名：あいびー | 作成日時：2024年2月4日 12時
