Coffee & Cream II (ページ39)

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北斗side

「「「「「お邪魔しまーす！！」」」」」

樹「北斗マジで悪い。コイツら聞かなくて。
朝飯食ったら帰るからさ」

本当に申し訳なさそうに
言ってくる樹。

「本当だよ…」

樹「あとボタン、掛け違えてる」

その言葉にゾッとしてすぐ
自分の着てるパジャマを見るけど
なんともなくて。

樹「ははっ、冗談(笑)
もしかしてAちゃんと
イチャイチャしてた時に
お邪魔しちゃった？」

自分でも顔が赤くなって
くるのが分かって。

「…悪いかよ」

樹「フゥー！！ははっ
朝から元気だねーお前ら(笑)」

俺のことをからかいながら
リビングのドアに向かった
樹の後を追う。

洗面所で仲良く代わりばんこに
手洗いうがいをしてるメンバーたち。

Aちゃんを見てみると
ちゃんと着替えて少しだけメイクしてた。

『あっ、北斗くんさっき
言えなかったんだけど北斗くん待ってる間
少しだけだけど久しぶりに寝れたよ！』 

満面の笑顔でそう言ってくる彼女の
表情は昨日に比べると心なしか
少しだけ晴れていて。

俺も微力ながらも力になれたのかな
なんて思ったりして。

慎「Aちゃーん！」

『はーい！』

慎「どのパンにしますー？
ちなみに俺のオススメは〜…」

今日初めて会ったはずなのに
もう随分と長い間知ってるかのよう。

自分が大切にしてる人たちと
大好きな人が楽しく話してるのを
見れるのってこんなにも嬉しいものなんだね。