Coffee & Cream II (ページ38)

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北斗side

『だ、だれ？』

俺の下に組み敷かれてる
Aちゃんが驚くはず。

鳴ってるのはロビーのインターホン
じゃなくて家のドアのインターホン
だし連打してるし。

なんならドアの向こうが
ガヤガヤしてるし。

「ちょっと、、待ってて」

パジャマがはだけてた彼女に毛布を
かけて脱いでいた上のパジャマを
羽織ってモニターに向かう。

ーーーポチッ

「はい」

「あっ、北斗！？樹だけどー」

「正確には樹率いるSixTONESでしょ。
なんで全員いるんだよ」

「いや、俺らみんなお前のこと
超心配だったの。だから色々パン
買ってきたから朝飯食おーぜ！」

「あのさ、俺、今朝ジェシーに言ったよね？
てか樹も知ってるはずだよね？俺、今日は
彼女と過ごす日なの。久しぶりに一日一緒に
いれるの。マジで今日だけは勘弁して？」

「こいつらAちゃんに
会いたいって言うんだもん」

『北斗くん…？』

振り向くとさっきまで
イチャイチャしていた彼女が
後ろに立っていて。

『メンバーさんでしょ？
寒いし、中入れて差し上げたら？』

「いや、でも今日は俺らの時間
だったはずじゃん…」

『皆さん朝ごはん食べに
きただけでしょ？
それに…

さっきの続きはメンバーさん
帰ってからでもいいじゃん？』

耳元でそう囁いた彼女の
言いなりになってアイツらを
中に入れたのは言うまでもない。