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北斗side
「だから今から北斗んち
行っていい?」
「あー… ちょっと今日は、」
−−−いらっしゃいませーっ
コンビニのドアが開いたと同時に
Aちゃんが入ってきた。
マスク越しにでも分かる
ウキウキルンルンしちゃってる。
「俺今日、久しぶりに彼女と
過ごすからさ、今度に
してもらっていい?(コソッ)」
「あ、そうなの?!それはそれは…
思う存分ラブラブしちゃえっHAHA」
バンッ!と強く肩を叩かれて
「じゃあこれ俺が食べちゃおー」
とか言って帰って行った。
肩をさすりながら
色々カゴへ入れていく。
他人を装ってるAちゃんの
カゴをチラッと見るとケーキとか
俺の好きなお菓子とかが入ってる。
−−−ブーッ
携帯のバイブレーションが鳴って
見てみるとドリンクエリアにいる
彼女からのメール。
【北斗くんお酒どうする?
私、今夜2-3本飲みたいかも!】
【俺もちょうど思ってた。
持って帰るの重いでしょ?
行ってくれれば買ってくよ】
【大丈夫!私もうお会計するね♪】
そんなメールのやり取りをして
完全に夜が明ける前に戻った。
コンビニに買い忘れたものがあって
戻ったりしていたらすっかり
太陽も上がってて。
Aちゃんに早く会いたくて
少し急ぎめに帰ったりして。
「ただいまー」
返事がない。
「Aちゃん?」
買った荷物をダイニングテーブルに
置いて見渡してみると寝室の
間接照明がついてるのに気づいた。
ゆっくり近づいてみると
ベッドに横になってる彼女がいた。
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作者名:あいびー | 作成日時:2024年2月4日 12時