Coffee & Cream II (ページ34)

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Chapter 4：予期せぬ事態ページ34

北斗side

ついこの間
Aちゃんと付き合ってから
初めての喧嘩をした。

やっと仲直り出来て
数ヶ月ぶりにゆっくり話せる
時間が作れたと思ったら想像
以上に長い時間語り合ってたみたい。

彼女がお風呂に入ってから
帰り道で買ったパンとかお菓子とか
食べながらずーっと話してた。

仲良しすぎだろ、俺ら。

最高かよ。

「それでさ、」

『ねぇ北斗くんヤバい』

「ん？何？」

『外が明るくなってきてる！
チュンチュンって鳥も
鳴いてるんだけど』

それ彼氏に見せていいの？
クマは一向に見せてくれなかったのに？
って思わせるくらいの綺麗な白目で
『久しぶりにオールしたぁ』とか
言っちゃってる俺の愛しい愛しい彼女。

「俺、今日オフだけど貴方は？」

『私も今日は休み』

「じゃあさAちゃん家に
着替えとか取りに行って
その後コンビニ寄って朝ご飯買って
ここ戻ってきてお家デートしない？」

『えっ、したい！絶対したい！』

キラキラ目を輝かせる彼女と
1日一緒に過ごせるって
最高すぎやしない？

ご飯食べたりするのいつぶり？

一緒に映画観ちゃったり？

久しぶりすぎて、松村
テンションぶち上がっておりますよ。

ソファでダラダラしたり
一緒に風呂入ったり
もちろん… それ以上もね。

まぁ今回のお家デートの目的なんて
誰にも邪魔されずに彼女に触れてられる
って口実以外の何物でもないんだけど。