Coffee & Cream II (ページ16)

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『ホットコーヒーのおかわり
どうなさいますか？』

メガネをかけて真剣に
仕事モードな北斗くん。

さっきはお客さんの前で
どれだけ彼氏が好きかアピール
しちゃったけど本当だしいいよね？

「あっ、俺もう一杯いただける？」

樹くんと一緒に
マグカップを並べた彼。

「「ありがとう」」

『いいえ〜』

2人の仕事姿って見てると
私も捗るからすごく好き。

お客さんの数も少なくなってきて
静かになってきた時。

「Aちゃん」

『はい？』

「お仕事中ごめんね？
もう行かなくちゃいけなくて」

『ううん、お疲れ様！』

「こんな形で申し訳ないんだけど
… これ」

コトっとカウンターに置かれたのは

『えっ、これ… 』

「Aちゃんが良かったら
持っててくれない？いつでも
来ていいからさ」

前に北斗くんが好きって言っていた
キャラクターのストラップが
ついた鍵。

『本当にいいの…？』

「もちろん。欲を言えば
一緒に住みたいけど」

『えぇっ？！///』

「えっ、迷惑だった？」

それは、あれですか？

将来見据えちゃってる感じですか？

カップルのその先も
考えてくれてるってこと？

『全然、迷惑じゃない…//』

「ふふっ、良かった。
俺、Aちゃんとのこと
真剣に考えてるから」

そう言うと優しく微笑んで
帰って行った北斗くん。

今日は幸せすぎて
よく寝れるかも。

CHAPTER TWO: THE END