Coffee & Cream (ページ27)

今日:44 hit、昨日:90 hit、合計:61,490 hit

ep. 27 ページ27

もちろんあの後のゼミなんか
今期１、いや、大学人生１
集中できるはずなく。

もしかしたら私は人生１の夢を見てる？
って思ったけど携帯を開いて
フォトアルバムを開けると、

「俺とAちゃんの
想いが重なった日記念」

と言って北斗くんと一緒に
撮った自撮りが一枚。

見たことないくらいニヤついてる
自分が写っていて正直キモいな…
って言いたいけどこんなに幸せそうな
自分は見たことなくて。

隣には眩しいほどの笑顔なイケメンがいて
そんな顔面偏差値が鬼高い人と自撮りを
させるように仕向けた(？)神様を恨む。

自撮りの下の方で恋人繋ぎをしているのも

「普通の自撮りだったら
“ただ芸能人に会ったファン”
みたいな構図になっちゃうじゃん」

とか謎に写真の構図にこだわっていた
彼の顔が浮かぶ。

『なんでさ、私なんかを
好きになってくれたの？』

付き合いたてカップルは全員通るであろう
定番中の定番の質問をぶつければ
恥ずかしそうに答えてくれた。

「私なんか、なんて言わないでよ。
十分魅力的よ、貴方。
でも、好きになったキッカケは…
笑顔かな」

 『笑顔？』

「そう。カフェでいっつも笑顔で
迎え入れてくれてさ、なんか…
太陽みたいな存在だなって思って。
貴方は？なんで俺のこと
好きになってくれたの？」

『うーん…好きになった理由なんて
たくさんあるけど、やっぱり…声かな』

「あー、ラジオ？(笑)」

『そう(笑)ラジオの時もそうだけど
北斗くんの声聞いてると落ち着くの。
なんかよく寝れる声してるの』

「何それ(笑)途中までいい感じの
理由だったのに(笑)」

私の日常を特別なものに変えてくれた
そんなCoffeeのように深い声と
Creamのように甘い性格の貴方に
心を奪われた話。

TO BE CONTINUED