Why Not？ (ページ27)

今日:2 hit、昨日:299 hit、合計:143,109 hit

ep. 27 ページ27

樹side

頬が徐々に赤くなってきて
本当に愛おしい。

『ねぇ、本当、離しっ、、ん』

ふわふわとした唇にやっと触れられて。

啄むようにゆっくりと彼女の唇を味わうと
苦しそうに腕を叩かれた。 

『っっぷはぁ、ちょっと///急に何？！』

「俺のことどう思ってるか
答えてくれなかったから」

キスしてる時に息してないとか
慣れてないところも全部が好きで。

『いや、それはっ、』 

「好き？嫌い？」 

『… ちょっと考えっ、ん』 

絶対分かってるはずなのに
すぐに答えてくんないのは…
ねぇ？(笑)

早く言わせたくて
少し大人なキスをしてみる。 

角度を変えて彼女の唇を
挟むようにして求めると
控えめな吐息が漏れた。

『んぅ… っ、はぁはぁ、、、
ちょっとっ、待って、』 

「早く答えろ」 

『好き、好きだから、』 

「んはっ、やっと言ってくれたね」  

髪を耳元にかけると恥ずかしそうに
している俺のかあいい子。 

「A」 

『…はい』 

「俺と付き合って」  

また沈黙。 

 
俯いてる彼女の顎をクイっと
上に向けてじっとりしたキスをする。 

苦しそうに眉間に皺を寄せて
俺の胸を少し押してくる。 

もうそろそろキスのパターン
無くなってくるから早く
答えてくれると助かるよ？(笑) 

『んっ、、っねぇ本当、』 

上唇をちょろっと舐めると
今まで以上に強い力で押されて。

 
『付き合う、付き合うからっ、、、
本当、もうやめて、死んじゃう…//』 

「本当に？ちゃんと言って」

『付き合う、樹と…』

 

降参したように上目遣いで見てきて
微笑むと恥ずかしいのか俺の胸に
ポスっと頭を押し当ててきた。 

「んははっ、かあいい」

『言っちゃった…』