Why Not？ (ページ1)

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ep. 1 ページ1

カーテンの隙間から差し込む
光が眩しくてゆっくりと目を
開けると視界に入ってきた
口角を上げながら私を見つめる
見るからにチャラい男。

？「やっと起きた」

『… へ？』

今目があってる目の前の男と
同じベッドに寝ていて。

恐る恐るベッドの中を見ると
下着姿だった。

どう言う経緯でこうなったのか
頑張って考えてみるけど
頭が殴られるように痛い。

？「どうやってこうなったか
考えてんの？」

？「んはっ、かぁいいね」

そう言って馴れ馴れしく
髪を撫でてきた。

『ちょ、ちょっと待って』

？「えー、もう十分待ったじゃん。
Aちゃんが起きるの」

『まず… 誰ですか？』

？「なぁんで覚えてないの」

グッと頭を引き寄せられると
吐息を感じるくらいの近さで
私の耳に唇を寄せた

『っ//』

？「昨日の夜はあんなに名前
呼んでくれたのに」

『！、っ』

ちょっとでもこの人のかっこよさに
ドキッとした自分が恥ずかしい。

そんなヤツの体を押しのけて
床に散らばる服を拾って
バスルームに駆け込む。

どれくらいバスルームの床に
しゃがみ込んでたんだろう。

いくら考えても昨日の夜の記憶が
なくて自分に失望していると…

ーーーコンコンっ

『っ！！！』

？「Aちゃん、ごめんね
俺仕事行かなきゃだからー」

『、、っどうぞご自由に、！』

？「ははっ、また会おーね」