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その時からずっと、ずっと甘えさせてくれて、
気が済むまで一緒にいた。
それから一晩で熱も下がり、
生理痛も、普段通りの生活が送れるまでに
落ち着いた。
仕事は仕方が無いけれど、
家のことは俺がやるから、と
過保護な彼は、元気になっても家のことは
あまりやらさせてもらえなかった。
それでさえも、
大切にされていると実感して
嬉しかった。
普段人に甘えるのが苦手な私にとって
少し新鮮で、
照くんになら、頼ってもいいんだ、
やっぱり大好きだなぁ、そう思った。
『照くん、』
「ん?」
『…ありがとね』
「…どういたしまして?」
ちょっと嬉しそうに、でも、
なんの事か分からない、という顔で
どういたしまして、と返してきた。
付き合って2ヶ月経って起こった今回の出来事は、
2人にとって印象深く残ったし
きっとこれからも思い出として話すんだろうな、
なんて思った。
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作者名:39 | 作成日時:2021年8月31日 22時