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あれから背中やお腹をさすってくれて
めちゃくちゃしんどい、というわけでは
なくなったが、
やっぱり体調は優れなくて、
結局寝室に戻ることに。
「よしっ、ベッド行こ」
『えっ、ちょっと！(笑)』
ということでベッドに移動することになったが
当たり前のように私を抱えて寝室に向かう。
お姫様抱っこなんて、久しぶりにされた。
でも、彼の首に腕を回して、
斜め上を見れば、大好きな顔が目の前に。
たまらず、彼の頬にちゅ、と一瞬だけ触れた。
「ねぇ……体調悪い子がそんなことしちゃダメ」
びっくりした顔を見せたが
できないんだからやめて、と
真面目な顔で怒られてしまった。
『…ごめんね？』
自分から仕掛けておいて恥ずかしくなってしまい
ごめん、と誤りながら彼の胸元に顔を埋めた。
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作者名：39
| 作成日時：2021年8月31日 22時
