ストロベリー・トラップ - Ryousuke.Y -

ストロベリー…32 ページ32

Yuri side









今日の涼介は、カフェに来てもいつもみたいに"いちごパフェ"は頼まず"いちごムース"。


それに、Aちゃんについての相談もなし。








…涼介、体調でも悪い？









侑李｢りょーすけ？｣




涼介｢ん？なに？

あ。これも結構うまい｣









「パフェだけじゃなくてムースもありだなー、」なんて。

ちょっと涼介。

話聞いてる？









涼介｢で、知念。

なに？好きな人でもできちゃった？｣




侑李｢ぷ、｣









それは自分でしょ、

って言いたくなったけど、涼介のことだから


『あー、もう。それ聞いちゃダメなんだよな』


なんて言いかねない。




めんどくさいの嫌いだもん、ぼく。









侑李｢今日、授業があってね？｣




涼介｢うんうん、｣




侑李｢あ。言っておくけど僕の恋バナじゃないよ？｣




涼介｢なんだあ、つまんない｣









もう本当に涼介、どうちゃったの。


さすがの僕でも心配。








侑李｢Aちゃんがいたわけ、｣




涼介｢まさか、知念。俺の恋のライバル！？｣




侑李｢だからちがうってば｣









もう。なんで涼介はすぐそんな考えになっちゃうのかな。









侑李｢涼介の名前出す度に顔真っ赤にしてたんだけど、なんかあった？｣








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