検索窓
今日:28 hit、昨日:1 hit、合計:35,144 hit

全員で任務  [獄都事変] ページ48

貴「めーんーどーくーさーいー」


折り畳みナイフをくるくる回しながら私は佐疫と谷裂と例の廃校へ向かった。


貴「何で全員で行かなきゃいけないんだ。めんどくさい」


肩を落としてガックリ項垂れる。


佐疫は苦笑いを浮かべている。


佐疫「まあまあ。文句言わないで?終わったら現世のお祭りいこうよ」


貴「よっしゃやる気出た。佐疫、谷裂!早くいこ」


私はポケットに折り畳みナイフを入れ、二人の手を引く。


佐疫「やれやれ、困ったお姫様」


谷裂「全くだな」




斬島「A、佐疫、谷裂。来たのか」


貴「お手伝いに来ました!終わったら祭りだよ!祭り!」


斬島「何の話だ」


貴「待ってろよ亡者あああ!!!」


三人(第二の平腹・・・・・・)


私は階段をかけ上がって二階にきた。


・・・・・・はいいが、よくよく考えたら亡者の特徴を聞いていない。


適当に走り回るしかないか・・・・・・。


とりあえずよくわからんが屋上へ来た。


何でだろう。自分でもわからん。


猫「にゃー」


貴「・・・・・・猫?」


どこから迷い混んだのか、猫が私に近付いてきた。


貴「可愛い・・・・・・」


私は猫の頭や首を撫でる。


猫の喉はゴロゴロなって、気持ちよさそうだ。


女の子「・・・・・・」


貴「あ、この猫、君の?」


女の子「・・・・・・」


何も喋らない女の子。


私は猫を差し出す。


女の子「さわん・・・・・・ないで」


貴「え?」


貴「私の猫に触らないで!!!」


女の子が叫ぶと、この世のものではない力が働いて、私は壁に吹っ飛ばされる。


コンクリートの壁に激突し、全身が激しく痛む。


猫も一緒に吹っ飛ばされた。


猫「にゃー」


無事なようだ。


貴「クソガキがぁぁー・・・・・・」


佐疫「Aー、大丈夫?」


貴「この状況をみて大丈夫だと言えると思うか?」


佐疫を睨むと、困ったような顔をした。可愛いな。


貴「ったく。クソガキめ。触られたくないなら檻にでもいれとけよ」


仕方ないので猫を地面に置いて頭を撫でる。


貴「飼い主の元へ戻りな」


猫は一度私を見つめて、それから戻っていった。


女の子「・・・・・・」


貴「佐疫、行こっか」


そういって階段を降りようとしたとき。


女の子「触らないで・・・・・・!!!」


勢いよく、回りに置いてあった机や椅子が飛んできた。

2→←サチコ・・・・・・ごめんね  [コープスパーティー サチコ]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:ホラーゲーム , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

音霧桜(プロフ) - エリさん» ありがとうございますっ!! (2020年2月19日 7時) (レス) id: fac1f46ec3 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 好きっ!! (2020年2月18日 22時) (レス) id: 72fc06f197 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 紅玲葉さん» いえ、サチコではないです。別の怨霊です (2016年7月22日 18時) (レス) id: f0c8271d21 (このIDを非表示/違反報告)
紅玲葉 - コープスの女の子ってサチコちゃんですか? (2016年7月22日 16時) (レス) id: aa87893b7d (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 黒バイさん» ありがとうございます!(ヤンデレは少し苦手とか言えない)これからも面白い作品を作っていきます(あんま面白くないかもですが (2016年7月15日 6時) (レス) id: f0c8271d21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜餅 | 作成日時:2016年3月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。