好奇心 [マッドファーザー] ページ35
ー最初はそんなつもりなんかなかったー
貴「･･････あ･･････」
私の手には木の棒が握られている。
足元には、私が飼っていた猫、スノーホワイトが。
お父さんにプレゼントされた猫だった。
アヤはウサギを、私は猫をもらった。
アヤはウサギをスノーボールと名付け、可愛がっていた。
私もまた、猫をスノーホワイトと名付け可愛がっていた。
めんどくさいからスノーと呼んでいたけれど。
そのスノーが、死んだ。私が殺した。
貴「スノー･･････ごめんね･･････」
軽く木の棒を振り回してただけなの。
ゴッっていう鈍い音がしたあと、スノーは動かなくなった。
貴「ごめんね･･････」
私はスノーを庭の隅に埋め、お花を置いた。
貴「ふう･･････」
アヤ「あ！リリー！お母さんとお父さんが探してたよ！ご飯だよ」
貴「アヤ･･････」
アヤ「あれ？スノーは？」
なにも知らない妹、アヤ。
やめて。そんな目で見ないで。
貴「スノーは･･････ちょっと目を離した隙にどこかへ･･････」
アヤ「えっ。じゃあ早く探さなきゃ！」
貴「アヤ！」
私はアヤの腕を掴んだ。
貴「スノーは、また後でにしよう？」
アヤ「･･････うん」
アヤ、ごめんね･･････。
それから数日後、屋敷のなかで一匹の子猫を見つけた。
その子はスノーとよく似ていた。
白い子猫だと言うところも。
私はその子を庭につれていった。
気がつくと、子猫は死んでいた。
私はまた子猫を埋めた。スノーを埋めたところに。
そして、持ってくるお花を二倍に増やした。
アヤ「リリー！もうすぐご飯だよ！」
貴「アヤ！うんわかった！」
私は、狂い出しているのかもしれない。
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音霧桜(プロフ) - エリさん» ありがとうございますっ！！ (2020年2月19日 7時) (
レス) id: fac1f46ec3 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 好きっ！！ (2020年2月18日 22時) (レス) id: 72fc06f197 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 紅玲葉さん» いえ、サチコではないです。別の怨霊です (2016年7月22日 18時) (レス) id: f0c8271d21 (このIDを非表示/違反報告)
紅玲葉 - コープスの女の子ってサチコちゃんですか？ (2016年7月22日 16時) (レス) id: aa87893b7d (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 黒バイさん» ありがとうございます！(ヤンデレは少し苦手とか言えない)これからも面白い作品を作っていきます(あんま面白くないかもですが (2016年7月15日 6時) (レス) id: f0c8271d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅 | 作成日時：2016年3月15日 20時
