第8の炎 ページ22
火華「焔ビト化したら戸籍上、人は死んだことになっている
その死体をどうしても勝手だろう?」
話せるほどの自我を持つ焔ビトは珍しい、と
“第5で処理する”とは鎮魂では無く
“研究モルモットにする”と言う意味
死んだ人に慈悲の欠片もない言い様だった
…まぁ、ミヤモトだって慈悲を受けられる程のヤツじゃあ無いケドネ!?
桜備「その研究結果は我々第8にもくれるのですよね?」
火華大隊長は違和感垂れ流しの笑みをつくって
火華「もちろんだとも!」
と言った
ゼーッタイに嘘だ。
桜備大隊長も分かっているハズなのに
何故か手を引いた
プククッ…と、馬鹿にした様な笑い声
フクーっと膨らんだガムに覗いたクソ面
「第8の大隊長は無能力のザコタイチョーなんだろ?マジ、ダッセェ〜」
アーサー「何だと!?貴様…!」
森羅「あ゛!?ヤンのかコラァ!!」
A『ざけんな!〇すぞ!?』
おっと、〇すぞが出てしまいました失礼しました(笑)
「ザ…ザコタイチョーの部下が威張ってんなよ
A『ハァイ、〇ろす』ニコォ…
森羅「えー、コワ…」
手首を鳴らしながらバチバチ発火。顔は多分、かの般若以上だと思うヨ
暗黒微笑、それが当てはまるかと。
ドゴッォ!
「「『…!?』」」
フグゥ、と断末魔を絞り出した様な声がした後
フーセンクソヤローは腹抱えて地面に倒れた
そーっと茉希さんの方に向く
火縄中隊長に怒られるかと思いきやグッチョブ合図、まさか意気投合
桜備「ッたくお前らぁ、
……ありがとな!」
火華「新設のジャリ共がシャシャリ出過ぎると
…炎では無く、お前自身が消されるぞ」
第5をキッっと睨みつける、森羅もアーサーもシスターまで
桜備「第8の炎はそう簡単には消せませんよ。」
────────
第5が去って一段落。
焔ビトのミヤモトは結局連れてかれてしまった
A『あ゛〜、ムカつくゥ!
いつか〇ロス!あのフーセンクソヤローはいつか〇ロス!!!』
森羅「…おい、気持ちは分かるけどさ」
女子らしからぬ口を叩く私とそれをなだめる森羅
アーサーは、
アーサー「…………」
めっちゃ顔を手でスリスリしてくる
そこ、掠り傷あって微妙に痛いのだが?
A『…ちょっ…痛いってぇアーサー』
アーサー「あ、すまない。」スリスリ
いや、やめろよ
桜備「おーい?帰るぞー」
夜ご飯まで放してくれなかった。
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作者名:あおいろシャー芯 | 作成日時:2020年5月23日 9時