姉 弟 １４ ページ15
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特に話すことも無い帰り道。かれこれ7年程の中になるわけで別に気まずいとかも無く適当に走っている車を眺めながら歩いている。
さりげなく車道側を歩いている恭平を見てサラッとこういうことをする恭平はモテるんだろうな、と感じる。世の中の女の子へ。騙されてますよ本当はポンコツです。
恭平のファンの方々はそういう恭平ですら愛おしいのかもしらんけどね。
「なにそんなジロジロ見てるん」
『え、見とった？』
「熱い視線を感じた」
『自意識過剰ちゃう？』
気がつけば無意識に恭平をガン見していたらしい。熱い視線を送った覚えは全くないけどな
「やっぱ俺かっこええ？」
『ちょっと残念』
「なんやねんそれ！」
ゲラゲラと笑う恭平を見上げ大きくなったなぁとしみじみ思う。
だって初めてあった時は私と同じくらいだったし。母親になった気分です。産んだ記憶ないけど
『…お腹空いた』
「めっちゃ急やん」
『コンビニ寄らん？』
目に入った某7のコンビニ。唐突にお腹が減って恭平を半強制的にコンビニまで連れていく。
自動ドアの前でグイッと恭平を引っ張り私的超いい案を恭平に提案。
『稼いでる方の奢りな』
「うわ！むっちゃズルやん！！！」
『しゃーないやん！！！私ニートやもん！！恭平沢山稼いでるやろ！！！！！』
恭平はウギャウギャと駄々をこねる私に渋々了承しいざコンビニへ入店。めちゃくちゃ買ってやると意気込んでいたが私って割と良い奴なわけで
「こんだけでええん？」
『あと肉まん…あんまん…？？』
「どっちやねん」
『迷ってんねん待って』
さすがに稼いでるとはいえ馬鹿みたいに買わせて後々事務所に訴えられたりしないかと心配になりながら恭平の持っているカゴの中におにぎりを2つだけ入れた。
冬の夜といえば肉まんだろう、と思い肉まんにするかあんまんにするかを悩んでいると��両方買えばええやん��と太っ腹そして男前な一言を発しレジへ向かった。
申し訳なさすぎるので申し訳程度の端数だけ払わしていただきました。偉い！
「はい」
『お、ありがと』
コンビニから出て少し歩いた近所の公園のベンチに腰を下ろした。恭平は袋の中からあんまんを取り出し私に渡してくれた。
隣を見ればボケっと空を見ている恭平。何か食べればいいのにと袋の中を漁るが自分のモノしか入っていない。
たまに優しい恭平に驚かされる。
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七桃(プロフ) - 好きです（唐突）続き楽しみにしています！！ (2023年2月8日 16時) (
レス) id: 224ce8b2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひい(プロフ) - みるく。さん» ほんとですね！😭教えていただきありがとうございます！訂正させていただきます🙇🏻♀️ (2022年8月22日 0時) (レス) id: a8f9c86065 (このIDを非表示/違反報告)
みるく。(プロフ) - あの…お気づきでしたらすみません、18話あたりから謙杜の字が謙人になっているみたいです💦 (2022年8月20日 21時) (レス) id: 48a29baa49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひい | 作成日時：2022年7月28日 21時
