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「なんスかねー、やっぱ男が料理してるより女の子が料理してる方が見た目いいッスよね」
「……………ふん」
「レオナさんて家庭的な人が好きなんスか?」
「ああ?」
レオナはAに向けていた視線をラギーへと向ける
「だってレオナさん、Aくんに対して特別優しくないッスか?」
「あいつはよく働くからなぁ。
働きの分何かを与えるのは普通だろ」
「………よく言うっスよ」
「…だがまぁ、ああいうタイプの女は王宮にはいねぇ。
だから物珍しいのはあるだろうな」
「確かに王宮には居ないでしょうね。
あとレオナさんとかに集ってくる女とかにも」
シシシッと笑うラギーにレオナは小さくため息を吐いた
程なくすればいつものように鼻を刺激してくる、食欲を誘う匂い
「美味そうな匂いっスね。
あの手料理食って育ったAくんの兄弟はさぞやグルメになっちまってるんでしょうね〜。
あんなの食ったら外のモンなかなか食えなくなるッスよ」
「さぁな」
声の感じからしてラギーはレオナがテキトーに相槌を打っていることはわかっていたので何も言わずまたAを眺めてみる
「はいお待たせしましたー。はいどうぞ、オムライスです」
「小腹に対して思ったよりガッツリきたっスね」
「みんなで食べれば小腹ですよ」
「…………ケチャップのこれ、ライオンか?」
「そうです」
「クオリティ高いッスね」
ケチャップで遊び心を出してきたA
Aの描いたライオンはケチャップで描いたとは思えないくらいには躍動感のあるライオンだ
「じゃあみんなで分けましょ。
ラギー先輩はどのくらいお腹減ってます?」
「オレはそんなにっスね。
これの4分の1もあれば十分っス」
「じゃあ寮長半分で、私とラギー先輩で4分の1もずつですかね〜」
うまくAはオムライスをとりわけ、スプーンを渡す
「いただきまーす」
この挨拶をするのは私だけ
二人はそんな挨拶などすることなく(多分文化がない)オムライスにがっついた
「卵がトロットロッス」
「………………………」
「オムライス食べる寮長って中々面白い画ですね」
「お前が出したんだろ」
「いやそれはそうなんですけど」
寮長、オムライスってイメージなかったからな
でも食材がその内容だったんだから仕方ない
「そういや昨日チョコタルトなんか作ってきてましたけど、なんか昨日あったんスか?
今更ッスけど」
「あー、あれはですね」
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江(プロフ) - ちなみさん» ちなみ様。コメントありがとうございます!クソデカボイスでそんなことを言っていただけるなんて!!更新頑張ります!! (2020年6月8日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ - 早く二章終わっておじたんとラギー君の親密度爆上げしてほしいです。(遺言) めっちゃくちゃこの作品好きです更新頑張って下さい(クソデカボイス)! (2020年6月8日 0時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - シウさん» ありがとうございます!どうぞこれからも楽しんで呼んでください!キーワードの件速攻で直させてもらいました。ありがとうございました(--;) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» ありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いいたします! (2020年5月31日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - 続編おめでとうございます、青エクとクロスオーバーなんて幸せ過ぎます!更新無理がない程度に頑張ってください毎話楽しみにしてます!(偶然気づいただけだったんですが設定キーワードの1つ目に『ラ』が1人多く仲間入りしてるみたいです) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 2d935d3300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月31日 16時