しゅきぴ51 ページ4
千冬 side
『あぁぁぁ？！ここの信号も止まり？！ちょっと、さっきから止まりすぎ！！』
「はは、俺らの運どうなってんだよ」
『ちょっと千冬くん？！なんで笑ってんの！！千冬くんが風邪ひいたら大変だから、急いで帰ってるんでしょ！！』
「初耳」
何故か怒り出したAに笑いが込み上げてきて笑っていると、ちょうど近くのコンビニから出てきた、高校生くらいの男2人とふと目が合った。
なんでこっち見てるんだ、と疑問に思っていると、2人はお互い顔を見合わせて、気持ち悪い笑顔で話している。
なんだ？
『…、ねぇ、千冬くん。千冬くん制服透けてる』
Aに袖をぐいぐいされて見てみると、制服が肌に張り付いて少しだけ自分の肌が見えた。
そういうこと？でも俺のことじゃねぇよな……
Aの方を見ると、そこには制服のシャツが張り付き、下着はもちろん肌が透けて見えてるAの姿があった。
髪からぽたぽたと水が垂れ、走っていたからか火照っている頬。
目をとろんっとし、��どうしたの？��って顔を見せている。
お前なんつー顔してんの。
そのシャツから見える首や鎖骨にかぶりつきたい気持ちを抑え、冷静になる。
雨のおかげで理性がちゃんと働いている気がした。
朝三ツ谷くんに直してもらった特攻服を取り出して、Aの肩にかけてあげる。
最初は抵抗していたけど、俺がどうしても、と強制させたので大人しくなった。
俺でぴったりの服はAにはぶかぶかで。
こう見てると、女子というかAはちっちゃいと感じさせられる。
『千冬くんの匂いする』
「そーか？自分じゃわかんねぇな」
『いい匂い！安心する』
えへへと笑って、大事そうにギューっと服を握りしめるA。
時々匂いを嗅いで笑顔になってるあたり、ちょっと変態みを感じた。
キスして俺の匂いうつさせてやりてぇ…
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なの(プロフ) - しらそさん» ありがとうございます！！！面白い&かわいい&えち目指してるのでそう言っていただきとても嬉しいです！！ (2023年3月20日 19時) (
レス) id: 40952220cb (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！！！ (2023年3月20日 19時) (レス) id: 40952220cb (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - てるさん» うわああ神様（ ; ; ） ありがとうございます…！！！ (2023年3月20日 19時) (レス) @page12 id: 40952220cb (このIDを非表示/違反報告)
しらそ - 面白くてきゅんきゅんする小説が好きなんですが、これはもう好き超えて愛してます！神のような作者様とお友達になれたらどれだけ幸せなんでしょうか把握（？）です！ (2022年2月6日 23時) (レス) @page12 id: 8040e95015 (このIDを非表示/違反報告)
Alice - 続編も拝見させていただきました！これからも更新頑張ってください(*ﾟ∀ﾟ) (2021年9月29日 19時) (レス) id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2021年9月12日 8時
