この子、彼氏じゃなくて夫です【松野千冬】

しゅきぴ46 ページ47

『千冬くん、耐性ないの？いつも私にちょっかいかけてくるくせして』

「、見るのとやるのでは違うだろ…」

『どちらかと言えばやる方が恥ずかしいと思うけど』



痛いところを突かれた、と言わんばかりの表情で言葉を詰まらせる。
顔を真っ赤にさせて目を逸らされた。


久しぶりの千冬くんの照れ顔ゲットです。
しゅきぴの顔面がいいって罪すぎる



『千冬くんてっきり薄い本たくさん読んでると思ってた』



薄い本。思春期なら誰でも想像するいろんなことが載ってるアレ。


千冬くんは気まずそーに目線を外す。


「…否定はできない…」

『えっちじゃん』

「ちょ、ちが！！場地さんが…その…」

『人のせいにしない！！』



ペシって軽く頭を叩くと、うぅって泣きながら頭をさすっていた。
ちょっと可哀想になったので叩いちゃった頭をなでなですると、えへって千冬くんのかわいいお顔。


やってることが危ないんよ。叩いた後に優しくするって。



「でぃーぶいよびぐんやだ」

『大丈夫だよこれいつも私が千冬くんにされてることだから』



いっつも首とか鎖骨とか噛まれた後に、その部分を舐めたり甘いキスして慰めてくるもん。
やってること同じだと思う。


…泣いた後のよしよしってされながらキスされるの嫌いじゃないけど。



「じゃあたくさん泣かせた後に優しくすればいいのか？…キモチイイことしたくなってきた」

『ちょっと止まれ落ち着こうか腰に手当てんな』



なんでやるの平気なのに見るのダメなの。逆に不思議だわ。

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