しゅきぴ36 ページ37
千冬side
Aが帰ってくるのを待っている時、不意に俺は女子に話しかけられた。
女子は繊細だから…と思って棘のない返事をしていたら、カノジョの悪口ばかり。
闇怖いなぁって感じてたら、「千冬くんかわいそー」なんて言葉が聞こえたので思わず反論してしまった。
お前らに何がわかる?
大してAの事見てねぇくせに悪口だけは一丁前。
彼女が男性苦手って知ってんのか?知ってたらあんな言葉でねぇだろ。
Aが俺の好みになりたくてすっごく努力しているのを知っている。
かわいいから好きとかじゃなくて、好きだからかわいい。Aだからかわいいってずっと言ってるのに彼女は努力をやめなくて、そんな一生懸命なところが大好きだ。
本当は俺だけの秘密にしたかったけど、Aのかわいいところを話す。
ドアのところに人影を感じ、彼女が帰ってきたのだと察した。
ヒョイと彼女を持ち上げると、Aは涙を垂らしている。
「は、春海さん…」
女子たちはマズイ、という顔をしてこちらを見つめていた。
いつもの俺だったらお前らのこと助けてやるけど、散々彼女の悪口を言われ腹が立っている。
こんなことをするのは見せつけてるって思われるかもだけど、俺がしたいって思ったからしょうがない
「A、もう泣くな。目腫れるぞ」
彼女の目元に手を触れ、鼻に1つキス。
そして頭をなでこなでこしてあげると、安心したように目を伏せた。
「ん、かわい。いい子いい子」
段々と落ち着いて呼吸が整う。
そして、周りの奴らは気まずそうに目を逸らして逃げ出しそうだったので、逆にこっちが出て行ってやった。
Aの手を引いて誰もいない教室に飛び込む。
『、千冬くんごめんね…私のせいで可哀想って思われてるなんて知らなくて…、』
「あ?こんな有象無象のヤツらほっとけばいいんだよ」
手をぎゅっと握り締めながらそう言うと、『ふは、千冬くん有象無象なんて難しい言葉使うんだ』と笑い出したた。
「バカにしてる?」
『してないよ。…あ!!さっき千冬くんみんなの前でなんか言ってたでしょ、!恥ずかしかったんだから!』
さっき泣いてたと思えば笑って、次に怒り出して。
表情がコロコロ変わるなぁって笑ってたら『千冬くん?!』と怒られた。
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千冬くんはキスとハグ好きそう(かわいい)(すき)
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ゆぅり(プロフ) - え、サランヘヨ使えてる・・!!もしや、Kぽ女子か?! (2021年9月25日 11時) (レス) @page5 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 面白いですね!更新頑張ってください(*゚▽゚*)なのさん!応援しています (2021年9月12日 1時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続編よければ書いてほしいです!!楽しみにしてます! (2021年9月6日 17時) (レス) id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 続編期待してます(((出来れば、中学生編とかも少しとか、嫉妬させるのとか、入れて頂けると飛びます(((自分勝手なお願いばかりで恐縮です…!無理を承知で、御検討の程、よろしくお願いします!!長文失礼しました!! (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - コメ失礼します!!!この作品は私の生き甲斐で、毎日の支えなんです!!!もっともっと沢山続編作って、永遠に終わらせないで下さい(((もうこのお話大好き過ぎます本当に!!!これからも応援してます!! (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2021年8月25日 8時