珈琲。1【Y】 ページ12
あ、もうすぐ時間や。
「ちょっと休憩しよ。俺出るわ。」
そう言って小走りでその場を立ち去る。
マネージャーのちょっと！って声が聞こえた気するけど振り向かんと俺はいつもの場所に向かった。
"いらっしゃいませ"
いつも来るここは小さな喫茶店。
ここはあんまり若いお客さんがおらへんからバレへんし、休憩に丁度よくて最近のお気に入りの場所やねん。
「コーヒーで。」
"かしこまりました。"
そしてもう一つの理由がもうすぐやって来る。
読まない本をめくりながら何回か時間を気にして時計を気にしていると
『おはようございます。』
そう言って笑顔で喫茶店のオーナーみたいな人に声掛けてる長い髪を一つにしばった女の子。
1番最初にここに来た時から目が離せない彼女はバイトなんか毎日のようにこの時間に出勤してくる。
何度も通って顔は覚えてもらったと思うんやけど、決して親しくはならない距離。
店員さんとお客さん。
会話は数えるくらいしかしてへんし。
『おかわりはいかがですか？』
「あ、お願いします。」
おかわりのコーヒーを注いでくれてる距離でふわっと髪からいい匂いがする。
抱きしめたらもっといい匂いがするんやろうかとか、デートしたらこの笑顔で待ち合わせ場所に来てくれるんやろうかとか色々妄想してしまう。
…なにやってんやろ。寒っ。
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haln(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます！初めての感想コメント嬉しいです( ；∀；)私も大好きな曲なので更に嬉しいです！優さまのイメージを壊してはないでしょうか…？またニヤニヤしていただけたらとっても嬉しいです！またコメントしていただけるように頑張ります！ (2020年5月10日 0時) (
レス) id: d63c64fd52 (このIDを非表示/違反報告)
優 - こんばんは！じゃなくて、タイトル見た瞬間にもしや？と思いました！好きな歌なのでにやにやしちゃいました〜ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月9日 23時) (レス) id: cef4bc703d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haln | 作成日時：2020年5月9日 22時
